2019年01月04日

イノシシも守っている上野東照宮!

上野公園内の上野東照宮
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お正月からぼたん苑が開かれるということで、
早速出掛けて美しい冬咲きのぼたんを堪能しました。
それはまた後日「けいこかふぇ」でご紹介。

さて、お庭を出ると社殿の前は長蛇の列。
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ぼたん苑と社殿拝観券のセットを購入したものだから
これは社殿に入るための列なんだろうと考えて
最後尾について待つこと10分ほど。
キョロキョロ周りを眺めていたものの、
列の様子がどうも変だ。
みんな社殿の「外側」から参拝する人の列だったのでした。
ということで、列から脱出していそいそと
透塀の内側から社殿を拝観できる入口へと。

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きれいに掃き清められた空間の中、
左手にご神木の大楠がありました。
見事です。すごくパワーを感じました。
幹周囲8m、高さ25m、樹齢約600年
こちら東照宮創建以前からこの地に生を宿していた木です。
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あまりに大きくて透塀の屋根の上まで枝を伸ばしています。
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見事な透塀に沿って歩き、
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上段に多い美しい鳥の様子などを眺めていたら
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いよいよ社殿の敷地へと入る時
なんと元気なイノシシが2頭お出ましではないですか!
黄色矢印で示したところです。

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元気に疾走しているイノシシ。
丁寧に作られています。
口の中まで作り込まれていますよ。
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そのそばにある松の様子なども美しく。
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そして内側から見る唐門の昇り龍、降り龍、
こちら静かに見ることが出来ました。
日光東照宮の眠り猫の作者と伝わる左甚五郎によるものだそうです。

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社殿の金色はほどよく品よく美しく。

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社殿脇にあったキササゲ。
慶安4(1651)年の社殿造営時に雷から社殿を守ると信じて、
雷除けの願いを込めて植えられたのだそうです。
樹齢350年以上のこの木、細長いのは果実らしいのですが
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神が降臨する依代というか、
アイヌの人々が神との交流のために用いたイナウのようにも見えます。
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すごく神秘的な生命に囲まれた上野東照宮です。
posted by Lana-Peace at 00:38| アート / 歴史 神社仏閣

2019年01月03日

亥がお仕えするという摩利支天 徳大寺(東京・上野)

新しく年が始まりました。
ブログは年末から更新をお休みしておりましたが
その間に随分たくさんの方が見に来て下さったようで
アクセス解析ページを見てびっくりしました。
しかも結構古いページにまでもアクセスしてくださったようで
本当にありがたいことです。

今年もみなさまにとって良き年でありますように。


さて、今年は亥年ということで元旦は上野の摩利支天 徳大寺に
行ってきました。
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摩利支天にお仕えしているのが亥、ということで。
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階段にもこんな灯籠が。
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聖徳太子の御手彫と伝わる摩利支天像が宝永5(1708)年に
こちらに安置され、今に伝わるそうです。
境内のポスターに貼ってあったものを撮影したのがこちら。
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幕末から明治にかけての浮世絵師 橋本周延の
「見立十二支 亥 下谷摩利支天」に描かれており
こちらも境内のポスターを撮影したもの。
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画面左隅の女性は合掌して祈っているようです。
120年以上前の作品ですが、
周延も誰かモデルになる姿を目にしたのかもしれません。

平成最後の年となる今年のお正月に
同じように合掌する人々の姿が摩利支天にあるのが
なんだか時空が繋がっているかのようで不思議な感覚。


御徒町駅・上野御徒町駅・上野広小路駅から歩いて数分。
春日通りを1本内側に入った賑やかな商店街の連なる道にすぐ境内があり
本殿までの階段も少ないので小さいお子さん連れでも安心な場所です。
posted by Lana-Peace at 18:05| アート / 歴史 神社仏閣

2015年08月13日

美しい彩色と彫刻の本堂(鎌倉市 光明寺)

大賀蓮の有名な鎌倉の光明寺ですが
本堂内の彫刻もとても美しいです。
本尊阿弥陀三尊の祀られている内陣と、
私たちが歩いたり座ってもいい外陣との境には
天井から美しい彩色の彫刻を見ることができます。
それは平等院の雲中供養菩薩像の如く、
楽器を持っていらっしゃる姿ですが
菩薩というより天女といった感じです。
内陣にはきらびやかな黄金の光を放つ本尊阿弥陀三尊。
浄土の世界はそれほど美しい場所であってほしいなあ。

※当日観蓮会準備をされていたお寺の方から、写真撮影許可いただいています。

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posted by Lana-Peace at 14:25| アート / 歴史 神社仏閣