アジアゾウの「はな子さん」のプレート。
かつて2014年9月に訪れた時の在りし日のはな子さんは
とっても優しい目をしたゾウさんでした。
http://www.keiko-cafe.com/asobo/dobutsu/aziazo.html
2016年に69歳で亡くなった後
主のいないゾウ舎には、はな子さんの左上の歯が展示されていました。
でもはな子さんはいろいろなところで蘇っています。
こちら動物園の敷地内の彫刻館B館には
繊維強化プラスチックで作られたはな子さんの像がありました。
(彫刻館内は撮影禁止ですがこの像のみ許可あり)
そして吉祥寺駅北口には銅像の花子さんがいます。
昨年12月に訪れた時はクリスマスツリーがそばにありました。
はな子さんの像の解説板によると
1949年、戦争で傷ついた日本のこどもたちの心を癒すために
タイからはな子さんが贈られたのだそうです。
そしてしばらく移動動物園として都内を巡回後、
市民の熱烈な要望により
1954年井の頭自然文化園にやってきたたのだそうです。
第二次世界大戦の後、他国のこどもに心を寄せたインドの実業家の篤志は
吉祥寺のあちこちで見かけるはな子さんの中で生き続けていると思います。
そして今この現在、ウクライナの戦禍
小児病院が砲撃されたり
元々病気でも必要な治療が継続できなかったり、
新たにけがをしたり、先日は左腕を失った子も報道されていた。
ウクライナも東京も同じ空の下だと言うのに。
今月4日の早朝、東京の空には天使のはしごが見えました。
科学的には薄明光線というそうですが、そんなことはさておき
何か偉大なご加護の力がウクライナのこどもに
宇宙からたくさん降り注いで届きますように。
そう思わずにはいられない。