2015年10月12日

南山コル韓屋村(남산골한옥마을)南端のカフェ「St'77」の椅子とポジャギ

南山コル韓屋村(남산골한옥마을)の南端から道路を渡って目の前すぐに
St'77というカフェがありました。
こちらホテルパークビューのフロントの隣にあります。

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ここの椅子は、伝統文化をとても上手に
取り込んでいる感じがしました。

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この椅子のカバー、ポジャギのエッセンスが
すごく溢れているような(と私が勝手に思ったわけですが)。

韓国で物を包む布の文化として発展してきたポジャギは
いろいろな色や柄の布を組み合わせたパッチワークのような形で
日本でも紹介されていますが、私の記憶の中では
どちらかというと大きな壁掛けとか、暖簾とか、
室内の装飾品として目にすることが多かったように思います。
でもこうした現代のカフェの中でも、
この椅子の模様が違和感なく溶け込んでいるのが
韓国らしさがでていていいなあ。

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カフェからは韓屋村だけでなく、遠く山の風景も見渡せて
そこでいただいたトンカツは本当においしかったなあ。

おしゃれな雰囲気のカフェだけど
若い人だけでなく、かなり年配の方も利用しているのが
またいいなあって思います。
posted by Lana-Peace at 15:20| アート / 歴史 街の中

ソウル地下鉄3号線 安国駅構内の美しい壁面彫刻

ソウル地下鉄3号線 安国駅構内の美しい転落防止柵は
こちらで紹介しましたが
同じく安国駅構内の壁もご紹介。
階段の上の壁のスペースにとても美しい彫刻が施されていました。

安国駅近くには世界遺産の昌徳宮があるから
駅構内にそうした装飾があるのかもしれないけれど
高い技術を持った職人さんの彫刻作品が
多くの人が利用する公共機関で採用されているのって
なんだか、すごく太っ腹だなあ。

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posted by Lana-Peace at 14:48| アート / 歴史 街の中

ソウル地下鉄3号線 安国駅構内の美しい転落防止柵

ソウルの街中ではさりげない所に
アートのエッセンスが盛り込まれているところがたくさん。

雲峴宮に行こうと地下鉄3号線の安国(アングク 안국 Anguk)駅
(ソウル特別市鍾路区)を利用したのですけど
こちら構内の転落防止の柵が、こんなにきれい。

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同じ鋳型の裏表で使っているのか、対称的ですけど
とってもきれいでしょう。

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影絵を見ているかのような感じでした。
posted by Lana-Peace at 14:30| アート / 歴史 街の中

2015年09月15日

駅の中が博物館!?(アメリカ, オレゴン州ポートランド ワシントンパーク駅)

今春、アメリカ オレゴン州ポートランドのオレゴン動物園に行った時、
「マックス・ライトレール」という電車で行きました。
動物園最寄りの駅は街の東西にわたるブルーラインと
空港まで続くレッドラインが利用できる駅で
ワシントンパーク駅(Washington Park station)です。
この駅、とても驚きました。
駅自体がすごくいろんなアートが凝縮されているから。

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マックス・ライトレールは地下鉄ではないけど、
ワシントンパーク駅は地下。
それも北米で最も深い地下に作られた駅なのだそうです。
エレベーターの中には、なんと深さや地層の解説まで
イラストで示されたものが用意されてあります。
そして赤字でしめされているのは、
どうやら昇降しているエレベーターが
海抜何フィートのあたりにいるのかを示しているようです。

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トンネルとホームのあたりは海抜450フィートのようです。
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そしてホームの壁には人類と自然の歴史が。
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石器を握った人の手のイラストと
解説文の下にある筒状のもの、
これは手すりとか、ただの模様ではありません。
駅ホームの壁にあった説明によると、
トンネルを掘る時に地表からトンネルの下あたりまで
実際に掘り出された土が展示されているのだそうです。
こちらポートランドの西部の丘は
溶岩や沈泥が堆積してできあがっており
ここに1560万年もの壮大な歴史が、
集約されているというわけです。

このトンネル計画が持ち上がった時、
地表からトンネルの下のレベルまでの深さの
87のコアサンプルが掘り出されたそうですが、
ここに展示されているものは1992年の8月に
掘り出されたものとのこと。
それが透明な筒の中に入って、ホームの壁沿いに
見ることができるのです。

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こうやってみると、ホームの中でちっとも違和感ないでしょう。
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発掘品の展示と言うと、温度、湿度、光、虫害…
いろんな展示環境の懸念事項が挙げられて
ついつい敷居が高くなってしまうのかもしれないけれど、
こんなに身近な所に、こうやって展示されているって、
何だか嬉しいなあと思います。

元からあった自然を人間の勝手な理由で掘ったり、壊したり、
人工物を作ったりしているのだから
せめて、その土地の持つ歴史に敬意を払うってことは
とても必要なことのように思うのです。

ポートランドのオレゴン動物園に行かれる方、
ぜひ、マックス・ライトレールで行って
駅構内とエレベーターをみてくださいね。
ワシントンパーク駅は街中からもわりと近く
電車内の音声案内もはっきりしています。

街中を走るマックス・ライトレール
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ワシントンパークの券売機はこんな感じ
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posted by Lana-Peace at 20:19| アート / 歴史 街の中

2015年09月02日

草刈に秘められた人と生き物の共生・共存 (横浜市 金沢動物園)

金沢動物園(横浜市)の入口にこういう看板がありました。

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写真では小さいので何と書いてあるか書き出してみると
「この草地は、小さないきもののすみかや野鳥のえさ場として、
大切な役割があります。そんないきものたちに配慮して、
草刈の刈り高を見直しています。」

なるほどー。すごい。
そう言われてみると、確かに緑の草の高さは、
小さな虫たちが、その草の下で生活するには十分な空間がありそう。

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かといって、放置された荒れ放題の草地ではなく。
「ほどほど」って大事ですね。

そういうことを知って上り坂をあがっていくと、
草刈している人の優しさが伝わってきそうです。
posted by Lana-Peace at 12:54| アート / 歴史 街の中

2015年08月30日

動物からの贈り物を活用する金沢動物園(横浜市)

先日、横浜市の金沢動物園に行ってきました。
ここの動物園は猛獣系はいないけど、
コアラをはじめ、和み系の動物が多いですね。

電車やバスで行く場合、京浜急行 金沢文庫の駅から京浜急行バスの
「野村住宅センター行」に乗って「夏山坂上」で下車すると
そこから来た道を少し戻ります。
カナリヤ幼稚園を右側に見ながら直進すると
この看板が。

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ここを左折すると、動物園の夏山口が見えてきます。
夏山口から動物園の入場券売り場までの道は、
なだらかな登り坂になっているのですけど、
その横には、丁寧に手入れされたお花が咲いていました。

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ずいぶん元気がいいお花だなあと思ったら、

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こんな看板が。

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動物の糞は毎日出るもの。それを自然に返すってきっと
有るべき姿だから、お花も一層元気になるのかな?
もちろん、全然匂わないです。気付かないで通り過ぎちゃうかも。
せっかく「横浜市立金沢動物園」なんだから
横浜市の管理する、公園の花壇とかにも、使うといいのにね。
もうそうしてるのかな?

そう言えば、10年近く前に皇居近くの千鳥ヶ淵の桜を見に行った時、
会場で行っていた桜の保護募金をしたら、庭木の栄養になるわよと、
桜の落ち葉の乾燥させたものの袋詰めをいただいたことがありました。
そういう循環って、意味があるなあと思います。
posted by Lana-Peace at 09:34| アート / 歴史 街の中

2015年08月22日

智恵や優しさが詰まった駅 江ノ電 長谷駅(鎌倉市)

鎌倉の長谷寺や高徳院(大仏)の最寄駅は江ノ電の長谷駅ですが
こちらこじんまりとした小さな駅ですが
何か人の智恵とか優しさが詰まった駅です。

たとえばこの屋根
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線路越しに向こうの屋根を見ると、白と黒のツートンカラーで
デザインなのかなあと思いつつ

よく見てみると、実は一部半透明素材を使っているから
自然光が取り入れられるのです。

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そして踏切横に小さなタケノコのようなものがたくさん!
乾山みたいな感じです。

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これは駅の方のお話によると、人が立ち入りしないように
危険回避の意味を持つものだそうです。
(横断歩道と駅ホームがすぐそばだから、確かに危ないですものね)

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そして大・中・小サイズのコインロッカーは駅ホームにあるから
お寺に行ったり、海に行く人にもきっと便利だし

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木の柱は、なんだかとてもあたたかみがあるし、

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ホームの上がたくさんの人にもかかわらず、
何かお寺の境内のような、掃き清められたような雰囲気があるのはなぜ?
と思っていたら
かわいいごみ箱と、そしてちりとりとほうきが並んでいました。

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何だか基本ではあるけど、「あー、そうか…」といろいろ振り返る、
鎌倉までの電車待ちの時間、そんなことを思いました。
posted by Lana-Peace at 10:36| アート / 歴史 街の中

蓮の葉っぱと後光

鶴岡八幡宮の源平池の蓮の葉の中央に
大きな水滴がたまっていました。
その水滴を中心として四方に向かって広がる葉脈。

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その様子はまるでこちらで紹介した
光明寺(鎌倉市)の記主庭園 大聖閣にいらっしゃる
阿弥陀様の後光とそっくりな感じがいたしました。
自然の中にも仏の姿はあるのかもしれない。
posted by Lana-Peace at 09:10| アート / 歴史 街の中

2015年07月24日

埋蔵文化財包蔵地と新たな建築(鎌倉市内にて)

博物館でよくみる出土品。
それは歴史を知るうえでとても大切なものだけど
実際、埋蔵されていたものが掘り起こされて
それがきれいにされて、そこに展示されるまでの過程の中で
まさに最初の時点を身近に知る機会って
なかなかないですよね。

鎌倉市のお散歩中、電柱に発見したこのお知らせ。
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そして帰りのバスの中から若宮大路でこんな現場に遭遇。
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今立っているこの場所で、どれほどたくさんの人が
かつてそこに生活し、生きていたのかなあ。
当時リアルだったものが遺構として扱われるけれど
でも300年経ったら、今のこの平成の時代も
21世紀のかつての遺構です、みたいな扱いになっちゃうんだなあ。
そう思うと人間の人生の長さは
ほんの一瞬の点のような時間に過ぎないですね。
でも、それはそれでいい気もするけど。
posted by Lana-Peace at 16:22| アート / 歴史 街の中

2015年05月04日

歩道にさりげなくアートが…その2(ポートランド, USA)

アメリカ オレゴン州ポートランド市のダウンタウンの道路、
電気関係にアクセスできる所の入口のふたについて
取り上げましたが、
今日はこちら。

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両脇がバラで囲まれたアルファベットのWの文字は
水道栓を意味するものかな?
そして5時と7時の位置に矢印が彫られているのは
回す方向を示しているのかな?

無機質な金属、足元を見過ごしてしまいそうだけど
こんなところにも、細かい気遣いがあるって、なんだか、粋ですね。
posted by Lana-Peace at 09:49| アート / 歴史 街の中

2015年04月21日

歩道にさりげなくアートが…その1(ポートランド, USA)

こちらダウンタンの歩道を歩いていたら、見かけたもの。

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きっとこのふたの下には、電気関係の何かにアクセスできるのだろうけど
なんだか、そのふたが、おしゃれ。さすがバラの街。
posted by Lana-Peace at 14:32| アート / 歴史 街の中

2015年04月11日

美しい古い図書館(アメリカ ポートランド 中央図書館)

アメリカ ポートランドの中央図書館は
ダウンタウンにあるのですが
とても美しい古い建物でした。
(パソコン検索サービスとか、もちろん整っているけど)
あんまりきれいなものだから、後で調べてみたら
1913年に建てられたもので、
アメリカ合衆国国家歴史登録財にも登録されているのだとか。

レンガの建物が、街の中でとても落ち着いた感じをもたらします。
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入口には美しい彫りの文様がたくさん。
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そしてきっと、車いす対策は後から施されたもの
(でも古い建物に違和感なく溶け込んでいます)
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天井はこんなに高くて素敵。
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踏むのがもったいない美しい文様の階段
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ポートランドはバラが有名で、
The City of Roses(バラの町)と呼ばれているそうですが
こんなところにもバラが。粋ですね。
そして電灯のカバーの縁にも、美しい文様が。
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Psychologyの書棚には、一般の方向けに
悲嘆に関する本がたくさん並んでいました。
日本では「グリーフ」というと亡くなった方との別れの悲しみについて
示すことがほとんどと思いますが、
別れの悲しみは死別だけではないはず。
1冊の本の中に死別の悲しみだけでなく、特に親が離婚したお子さんの悲しみについて
具体的に書かれているものが目について、アメリカのお国事情を反映しているのかなと
思いました。
そして非常に驚きだったのか、大切な人との死別を体験したこどもについて
どう接していけばいいのか、一般読者向けに詳しく、わかりやすく書かれている本も
結構あったこと。研究者対象のカチカチの難しい本ではなくて。

公共の図書館が果たす役割が何かと、
考えるひとときでした。
posted by Lana-Peace at 19:25| アート / 歴史 街の中

2015年03月30日

都会の中で桜の咲く風景

東京はお花見シーズンですが、本当に美しい開花でうれしくなっちゃいますね。
自分が病名を診断された時に、意識したのは
四季の風景、旬のものは見逃さずにいたいということ。
今は元気になったけど、旬の持つ力強いエネルギーに触れると
自分も充電されたような気分なりますね。

さて今日は都会の中で桜の咲く風景について。
新宿警察署北新宿一丁目交番前にある住友不動産新宿グランドタワービルの
お庭は、とてもデザインがよく考えられています。
今回桜だけでなくていろんなお花が咲いていました。
このあたりの再開発は非常にすっきりと、ゆったりと空間がとられて
いるのですけれど、いろんなお花が楽しめるっていいですね。

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そして毎年訪れる神田川の桜。
今年もきれいに咲きそろっていました。
こちら神田川と言っても長いのですが、
見ごろは栄橋から小滝橋あたりまでの間。
特に美しいと思います。
川沿いから川面に向かって枝を伸ばす桜、
ずいぶん重そうですけど、それに十分耐えて枝を伸ばすくらい
地中には根が張っている基礎体力が十分なのだなあと思います。

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自然の移り変わりが楽しめるような街の開発って、とても大切。
ビルを作る時は同時にそのエリアの緑化を、セットで考えるようになれば
きっと街の中の「気」が変わると思うけど。
それはそこに住んでいる人の、思い出の心象風景の一部になっていくし。
posted by Lana-Peace at 09:40| アート / 歴史 街の中

2015年03月26日

ホテルと禁煙(アメリカ ポートランドの例)

アメリカ オレゴン州ポートランドで滞在した
University Place Hotel and Conference Centerでは
チェックイン時に「このホテルは禁煙ですからね」と念を押されたのですが
私は煙草を吸わないので、その方がむしろありがたいのですけど
ホテルのフロントにはこんな風に張り紙されていました。

NO SMOKING within 25 feet of this building
(この建物から25フィート以内のエリアは禁煙です。)
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建物より7.6メートルって、結構ありますよね。
健康増進と火事防止という意味があるのだろうけれど、
どうせ禁煙ならこのくらい徹底しないとね。
ポートランドの市内では歩き煙草をしている人も
目にしたので、決して禁煙率が決して高い所ではないようだけど。
posted by Lana-Peace at 19:15| アート / 歴史 街の中

2015年03月18日

街づくり:ポートランドのごみ箱(太陽光発電・圧縮ごみ箱)動物園編

こちらでアメリカ ポートランドの路面電車停留所に
設置されている太陽光発電・圧縮ごみ箱をご紹介いたしましたが
オレゴン動物園内にも設置されていました。

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向かって左がそのごみ箱。
右側は缶、プラスチック、ボトルのごみ箱です。
街の中でコンセプトが徹底されてますね。
posted by Lana-Peace at 15:21| アート / 歴史 街の中

街づくり:車いすで外出したら オレゴン動物園(ポートランド USA)

こちらで車いすでも外出しやすいアメリカ ポートランドの
公共交通の例をご紹介しましたが
「じゃあ実際でかけてどうなのか?」という視点で考えてみますと
今日訪れたオレゴン動物園はよくできているところでした。
たとえば園内マップには
車いすで移動できるところと、そうでないところは
マークで識別できるようになっているし
ドアも自分で開けられるのです。
こちら、アフリカエリアの鳥や熱帯植物がある館なのですが
入口より数メートル離れたところに、ボタンがあって
自分で押せるようになっています。
押すと、ドアが自動で開きます。
ドアは横にスライドするのではなくて、手前に開くもの。
だから、開いた戸がぶつからないように
少し離れたところからボタンを押すのですね。
そして、このつくりだったら、
これまで自動ドアではなかったところも
ちょっと設定をしたら、自動ドアに変身ですね。
(※他の人は自動ではなくて、手動で開けます)

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そして別の展示エリアのドアにはこんなマークが。

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「LOW ENERGY POWER OPERATED DOOR」
何でも自動にすればただそれでいいのか、っていう視点から
このドアは「低電力で開閉されているんですよ」って
あえて表示しているってすごいですね。

小さなこどもたちがたくさんきていたオレゴン動物園。
ポートランドのこどもたちは
あそびの場の中でも、当たり前のように
環境に対する意識が自然に教えられているんだろうなあ。
日本人は学年によって指導漢字が決まっているから
漢字で書かれたメッセージをすべて読めるわけではないけど
アメリカ人にとってアルファベットは
大人もこどもも知っている文字ですから
易しい言葉を使って書けば、
そのままこどもたちの頭に入っていくってことです。
すごいことですね。
posted by Lana-Peace at 14:32| アート / 歴史 街の中

街づくり:車いすでも外出しやすい公共交通(ポートランド USA)

アメリカ ポートランドの路面電車ストリートカーは
車いすの人が「自分で」乗り降りできるように
いろいろと工夫がされています。
たとえば降車時のボタンの位置。

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低い位置にあるのです。
誰かに押してもらうこと前提ではなくて
「自分で押すこと」を想定して作られているのです。

でも、ホームとストリートカーの間の隙間があるので
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どうするのだろうかと思っていたら、
なんとそのボタンを押すと
自動ドアが開いた時に隙間を埋めるための
板が自動的に出てきたのです。

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とてもびっくり。
私がよく利用する東京メトロ 丸ノ内線や
小田急バスでは職員の方がその都度
手で板を配置して乗降の手伝いをされています。
メトロの場合は駅係員さんがやってきて。
バスの場合は運転手さんがバスから降りて。

ポートランド、すごいなあと思いました。
運転手さんはその間、1回も降りてきません。
もちろんミラーで安全確認されていると思いますが。
なお、車いすを利用される方の年齢層が
日本で見かけるよりも少し若いように思います。
そのため利用者が多いのでしょうか…?
確かにポートランド空港に到着したとき、
飛行機出口で待機している車いすの数が
ずいぶん多いなあと思ったのですが…。
車いすであっても、自分で好きなように出かけられる。
それって大事なことですね。
posted by Lana-Peace at 13:40| アート / 歴史 街の中

街づくり:ポートランドのごみ箱(太陽光発電・圧縮ごみ箱)公共交通機関編

ポートランドの街の中、
路面電車の停留所にはごみ箱がおいてあります。
「電車の中に持ち込んでほしくないから?」
「でもこの回収どうしてるんだろう?」
そう思って何気なく、ごみ箱に書いてあるメッセージを
読んでみたら、こちら、ただのごみ箱じゃなくて
太陽光発電によってごみを圧縮するごみ箱で
ごみ回収車の燃料や排気ガスの減量につながるんですよ、といった
メッセージが書かれていました。
デザインもシンプルだけど、いい感じ。
そして、このごみ箱設置のために協賛した社名・団体名などが
1箱ずつ、しっかりと書かれています。
そういうところもちゃんと考えられている。
自分たちの寄付したお金の使途明瞭化って、大事ですね
すごいなあ。ポートランド。
何かポリシーを持った街づくりが感じられます。

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向かって左 マックスライトレールの停留所のごみ箱
向かって右 ストリートカーの停留所のごみ箱
posted by Lana-Peace at 12:36| アート / 歴史 街の中

2015年02月14日

新宿御苑 道路の舗装の仕方

昨日、新宿御苑に行ってみました。
寒い平日だったせいか、人影が少なく、
静かな昼下がりという感じ。

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御苑内の温室の中はかなり温度と湿度が高めで、
元気に咲いているお花は、後程紹介することにして…。

さて新宿御苑内の解説板によると、普通の素材で道路を舗装すると
雨水はほとんどしみこまないため、御苑内の舗装道路は隙間の多い
アスファルトを使っているそうです。

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しみ込んだ水は地下水の層に合流して、植物に水分や養分を与える元と
なるだけでなく、池や川へ流れ込むことになるのだとか。
また雨水の排水管も、穴のある管を使って、雨水が地下にしみ込むように
しているのだそうです。

隙間が多いといっても歩くには十分。
だとすれば、どうして普通の道路でやらないのかな?
表面がフラットな感じがあるので、
杖をつく人や、車椅子の人が通るときにも
歩くのもまったく支障なさそうだけど。
交通量が多いとすり減りやすい?
なんだか梅雨や台風の時期、川が急激に増水して洪水になるのは
舗装道路と関係があるような気がします。

農業の盛んなところは、こういう道路の舗装の仕方だと
きっと、水や養分をよく含んだ土壌につながるような
そんな気がする道路です。
posted by Lana-Peace at 18:23| アート / 歴史 街の中

2015年02月11日

ノルウェー 世界遺産「ブリッゲン」 虚しさで終わらせるか、前向きな力に変えるか

ベルゲンには1979年に文化遺産登録された
世界遺産「ブリッゲン」があります。
ここは13世紀前半、ドイツのハンザ商人によって
商館が建てられられるようになり、街が形成されていった、
ドイツ商人居留地区の古い木造建築の街並みです。
そして13世紀末にはハンザ同盟の四大重要都市の一つとして
ヨーロッパの交易の中継点として栄えました。

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その理由は干し鱈の大量輸出。
キリスト教徒の小斎日に欠かせない食材なのだそうです。
訪れた当時訪れた時には、単に見学するだけでなくて、
実際にそこがレストランや土産物屋店、
オフィスとして使用されていたので、とても驚きでした。

さて文化財保存のためには、古くから伝わる秀逸な技術の伝承は大事なこと。
しかしながら後継者不足はどの国でも同じ悩みを抱えており、
ノルウェーでは1987年、NHU(Norsk handverksutvikling)が設立されました・
これはノルウェーで文化、教育、研究を司る省庁から
組織運営管理とプロジェクト遂行の助成を受けたものです。
このNUHでは若い世代を育てるモデルを16年かけて作り出しました。
「トライアングルモデル」です。

まず特殊技能職人を登録し、データベース化を行いました。
登録者は指導者としてトレーニングプロジェクト等に参加します。
そしてNHUは単なるお飾りの組織ではありません。
職人、学術団体、組織をネットワークで繋げ、
互いに情報交換を行うことができるようにしたのです。
ベテラン職人は新人職人に対してマンツーマンをとり、
教育責任を全面的に持ちます。

ここまでは別に目新しいものではありませんが、
ここに記録者をつけました。記録資料は文書、ビデオ、画像として
国立博物館に保存されるのです。
それは正統性、公平性、いろんな責任を果たすものだと言えます。

ノルウェーは決して人口の多い国ではありません。
だから1人の持つ能力、才能に対する敬意は
日本以上に払われているような気がします。

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ブリッゲンでは1476年と1702年は大火災が起こりましたが
当初の図面を元に再建されたのだそうです。
近年では1955年と1958年の火災で半分が消失したそうです。
でもその時に入念に調査され、12世紀から18世紀にかけての
住居跡が明らかにされたのだそうです。
火災後は建造物の保護のためにブリッゲン財団が作られたそうです。

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何か大事だと思って伝えていくためには、
やっぱり意味のあるアクションをとらなくちゃだめですね。
ネガティブなことが起こると、何だか今迄やってきたことが
すべて虚しく思えてしまうもの。
でも未来にむけて、ポジティブに変えて行く力を持つことは、
人間だからできる努力なんだろうと思います。

虚しさで終わらせるか、前向きな力に変えるか。
ブリッゲンの街並みはいろんなことを語っているようです。
posted by Lana-Peace at 12:45| アート / 歴史 街の中

2014年07月10日

街づくりの工夫

雰囲気を大事にする街づくりって、難しいですね。
便利で必要なものだけど、そのままあると街の雰囲気を壊してしまうもの、
いろいろあります。
でも、何か工夫して溶け込んでいると、
その街の空気感がとっても落ち着いたあたたかい感じがしますね。

先日訪れた高野山、バス停「高野警察前」のあたり、工夫されていました。

1 「高野幹部交番」看板
2 大正10(1921)年に建てられた「高野幹部交番」登録有形文化財です。
3 電話ボックスも屋根がついています。
4 バスを待つ丸太のベンチと木造の分別ごみ箱

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古いものを大事にして、それを中心において周りを整えると、
きっとうまくいくのかなあ。
それは人間関係も同じなのかもしれない。
posted by Lana-Peace at 14:39| アート / 歴史 街の中

2014年06月28日

粋なアート(南海関西空港駅 切符で再現した名画)

関西空港の南海電鉄関西空港駅で
素敵なアートが展示されていました。

南海なんば駅で回収された使用済み切符を使って、
高島屋のスタッフの方々によって作られたものだそうです。
これ、すべて手作業なんですって。

切符の表面と裏面の色の違いを組み合わせて。
一枚一枚並べていった方の努力と根気を考えると、
その美しさは一層増すように思えます。
とっても粋なアートですね。

それぞれの作品の写真を撮っておきましたので、アップしますね。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」使用切符63,756枚
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口元はこんな感じです。
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サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」使用切符63,756枚
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ルノアールの「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」使用切符63,756枚
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ミレーの「落穂拾い」使用切符131,516枚
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オリジナルの画家の方々もきっと、空から眺めて
びっくりしたり、喜んでるだろうな。
こうした濃淡の世界であらわされることによって
オリジナルの凄さも感じられますね。
posted by Lana-Peace at 16:50| アート / 歴史 街の中

2014年05月19日

新幹線の美しい流線型

以前テレビで見たのですが、
新幹線の顔の部分、美しい流線型を作りだすために
薄い金属板が「打ち出し」「叩き出し」と呼ばれる作業で、加工されるそうです。
人の手で丁寧に一つ一つハンマーを使って。
山下工業所という日本の会社で行われているすばらしい匠の技。
根気のいる地道な作業の繰り返し。脱帽ですね。

どんなに高度に機械化が進んだ世の中でも、機械に勝る人の手。
何にも替え難い技術は、長く継承されてほしいです。

流線型の美しさは芸術でもありますが
高速で移動するときの風や空気抵抗の影響から車体を守り、
乗客を安全に運ぶことへつながるもの。
アートと実利が結びついている新幹線、奥が深いです。
posted by Lana-Peace at 11:17| アート / 歴史 街の中

2014年05月03日

花を愛でる人

今年の3月訪れたかわづカーネーション見本園普通棟の
カーネーションを31種類、
こちらのブログの「病気の子どものための写真館」でご紹介しましたが
もうひとつ、特別棟にはまだ市場に出回っていない
試作・研究段階のカーネーションがたくさんあります。
ただその数が結構たくさんありますので、
ちょっとこのあたりで休憩して、又後日、
改めて特別棟の美しいカーネーションをご紹介したいと思います。

さて、見本園を訪れた時、
年の頃、70代前後の男性五人ほど、
がやがやおしゃべりしながら入ってこられました。
どうやら地元の仲間と河津桜のバスツアーに参加して
この温室にも立ち寄られたようです。

「温室の花を見て喜ぶのなんて、女、子どもくらいだな。
 俺たちは、こういうの見てもなぁ。」
そう揶揄する男性に「そうだなぁ」あれこれ同調する仲間。
その中の一人がこうおっしゃったのです。

「でもなあ、ここまで育てるの、その苦労が大変なんだよ。
 虫が出たり、病気になったり。こんなに立派に育てるってすごいんだよ。」

別に説教がましくなく、ただぼそっとおっしゃったのですが
雑談の中に埋もれてしまい、その集団は温室を後にされました。

同じ花を前にして
時間の無駄だと思う人と、
その花の美しさの後ろに、育てた人の苦労を見てとる人。

いろいろ、考えさせられる温室でのひとときでした。
posted by Lana-Peace at 14:30| アート / 歴史 街の中