2014年11月22日

8. 朝鮮のお茶文化の変遷(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

高麗時代(918-1392)国教が仏教であり
仏教と共に茶文化が隆盛になったのだそうです。
そしてお茶を入れる器も発展し、
美しい高麗青磁がどんどん登場していったそうです。

しかし朝鮮時代(1392-1910)になると
国教は儒教へと変わり、それまでの飲むお茶としての
文化がすたれていったのだそうです。
また18世紀になると、民衆の間に
韓医学の知識が伝わりやすい形で普及し、
薬草の知識も浸透して行ったため、
薬効を期待した素材とお湯を合わせていただく
薬茶文化が発展していったのだそうです。
ですから今、韓国ではお茶とはお茶の葉っぱから
淹れるものをさすというのではなく、
いろいろな素材がお茶になって
人々の生活の一部に入っていったのだそうです。

そういうことを考えて韓方茶をいただくと
昔の人々の健康への願いが溶け込んでいるようですね。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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2014年11月21日

7. 柿の葉茶から考える人生いろいろ(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

葉っぱを使っておいしくいただける韓方茶として
蓮、ハッカ、柿が挙げられました。
特に柿の葉はおいしいですよと。
春、まだ手のひらよりも小さい幼い葉っぱをとって
洗って、刻んで、水分を飛ばして
しっかりともむのだそうです。
もむと、その刺激によって
葉っぱは持っているすべてのものを出し
深い味と香りが生まれるのだそうです。

春葉っぱを摘んでしまった後、
その柿の木は光合成はどうなるのかなあ。
秋になって実がなるのかなあ。

でもその柿の木は
柿の実を育てるという役目ではなくて
葉っぱとして役に立つという形があってもいいのかも。

人間もそうなのかもしれない。
みんな同じ生き方をしなくても、
その人なりに、何か尽くせるものがあれば。

そんなことを考えさせられるひとときでした。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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6. 砂糖漬けの素材の韓方茶(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

韓国では砂糖漬けのものがお茶の素材として
よく使われますね。
自分で作る時は、素材とお砂糖の割合は1:1で
砂糖漬けを作れば良いのだそうです。
例えば柚子とお砂糖1:1のように。

砂糖漬けにした梅(やはり割合は1:1)は
漬けてから3カ月で梅を取り出して
そのエキスをお茶お料理に使うそうですが
お腹が痛い時に良いとのこと。

当日は「砂糖は身体に良くないのでは?」参加者から質問がありましたが、
そもそもお砂糖は、物がない時代に身体を補うものとして
使われた背景があるそうです。
だから、今のように物があふれている時代のお砂糖の感覚ではなくて
昔いろんな役割を期待され、その期待にこたえてきたんだなあと思うと
砂糖を一律に敵視するのもどうだかなあと思いました。

健康上、砂糖漬けの柚子茶を1日3食毎日飲み続けるというのは
あまり良くないですね…とのことでした。
普段は砂糖漬けの素材のお茶ではなくて
素材を単純に乾燥させた物を用いたお茶をいただき、
時々必要な時に砂糖漬けの素材のお茶を飲むという飲み方
であれば、問題ないとのことでした。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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2014年11月20日

5. 生姜の効能と使い分け(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

生姜は蜂蜜に漬けこまなくても、
乾燥だけで十分ですよ、とのことです。
生と乾燥の生姜は効果が違うため、
生の生姜はお茶にして、風邪の時に汗を流して風邪を治し、
乾燥した生姜は韓方では乾生と呼ばれ、
冷えやすいお腹を温める効果を求めて使われる
と説明(※)されていました。

なお、生姜のあたためる効果をもっと引き出すには
お砂糖よりも蜂蜜が相性が良いのだそうです。

生の生姜のジンゲロールと
乾燥した生姜のショウガオールの違いのことを
おっしゃったのですね。

昔の人々は研究室でその成分が分析されていなくても
実にいろいろなことをよくわかっていて
その知恵を食生活に取り入れていたのだなあと感心します。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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4. 鶏肉と漆・ハリギリ(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

漆と言えば日本では美しい照りの高級漆器をイメージすると思いますが
韓国では漆の皮をむいて、鶏肉料理(オッタ)に使うのだそうです。
(オッタ:タは鶏肉, オは漆)
鶏肉やあひるの肉と一緒に、木も一緒に売っているのだとか。

なお、サムゲタン(参鶏湯)のだしには
ハリギリ(海桐皮)も使われるそうです。
ハリギリは韓方薬局で売っているのだそうです。

木は料理の場面でも、いろいろ大活躍ですね。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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3. 歌に歌われていた韓方(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

パンソリ(판소리)とは、昔話が歌になって
韓国の民衆の間で歌い継がれていたものだそうです。
その中の1つ、水宮歌(すいきゅうか)は
病気になった龍の王様を治すために、
すっぽんがうさぎの肝を探しに出かけるという歌とのこと。
当日講義の中で上映された動画では、
その歌にいろいろな薬効のある素材の名前が
いくつも出てくる様子が紹介(※)されていました。

歌の中に登場するほど、韓方は当時の人々の暮らしの中に
溶け込んでいたのだなあと思います。

なお韓方茶の素材はたくさん市場でも扱っているそうで
大型スーパー Eマートでも韓方を扱っているとのことでした。
今度ソウルを訪れた時は、のぞいてみようかなあ。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
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2014年11月19日

2. 枸杞の実と五味子茶の持つ力(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

数年前、2回連続優勝された韓国の女性ゴルフ選手のことが
紹介されていました。
優勝インタビューで「ランニングの時にいつも飲んでいたのは?」と
質問された時に、ご実家のお母さまが用意された
枸杞の実と五味子茶(おみじゃちゃ)を煎じたものだと
答えられたのだそうです。

この方、30代になってからピーク上げたところがすごい所。
夢を持って頑張る人をサポートする上で
数あるアミノ酸系飲料やイオン飲料ではなく
自然の素材のお茶というところが、何だか嬉しいですね。
もしかしたら、集中力を高めて実力を発揮することに
つながるのかな?

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」2014/11/8特別講義より
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生
posted by Lana-Peace at 17:04| □ 韓方茶いろいろ

1. 大根と痰(李尚宰先生 韓方茶特別講義より)

2014/11/8東京で行われた李尚宰先生の韓方茶の
特別講義(※)から日常に活かせそうな内容を
Lana-Peaceのブログ「韓方茶いろいろ」で
ご紹介したいと思います。

※「カラダと心をいやす韓方茶・ティーセラピー
 〜韓国伝統の薬草文化・韓医学から学ぶ」
 講師:釜山大学校韓医学専門大学院教授 李尚宰先生

大根は体格がしっかりした人の痰や胃に良いそうです。
大根を小銭の厚さに切って乾燥し、
フライパンで黄色くなるまで炒ると
香ばしいお茶になるのだそうです。

日本では気道の分泌物を「痰(たん)」と呼びますが、
韓方ではそれに限定するのではなくて
濁って、身体にとっていらないものを
痰と称するのだそうです。

大根は働き者ですね。
posted by Lana-Peace at 16:53| □ 韓方茶いろいろ

生きている身体に心をかけてありがとうと思うこと(ソウル:ティーセラピー カウンセリング)

2014年10月29日のブログ
身体に良いこと調べようツアー in ソウル 「Tea Therapy」
では、韓方茶のカウンセリングと処方をしていただいた
ことをご紹介しましたが
本日、その詳細を下記に取り上げました。

「当帰」という韓方茶の名前の由来を教えていただいて
すごく、じーんときました。

またカウンセリングの終りに有美先生がおっしゃった言葉
「これ(韓方茶)に頼るのではなく、
生きている身体に心をかけてありがとうと思うこと」
いい言葉ですね。

確かに自分の身体に注意は払っていても
自分の身体への感謝の気持ちは、
術後の調子の良さと共に、
いつの間にかどこかに行ってしまっていました。
そんなことを気付かされます。

Lana-Peaceエッセイ
自分で作ろう!元気な生活 
「生きている身体に心をかける」
http://www.lana-peace.com/3/3-1-018.html
posted by Lana-Peace at 14:49| □ 韓方茶いろいろ