2017年10月18日

こどもの生きる力

医師からあんなに厳しい話をされたら
ご家族は毎日がもう、悲しくて涙ばかりで
お子さんに会う時に気分が沈みがちかもしれない。
一緒に過ごす時間が、もしかしたら
いたたまれないと感じるかもしれない。

だけど、日々一日、その時間の中で
親としてできることを一つ一つ
たとえ小さなことでも見つけて
一つずつ実践して
お世話できることを
「楽しくて仕方ない」って
ポジティブ思考に変えているお母様。

ご家族みんなの醸し出す
ポジティブな雰囲気のお部屋の中で
お子さんはどんなに嬉しいことだろう。
厳しい話をされた時よりも
お子さんはとても心地良く過ごせている。

きっとご家族の愛情のなせる技。
どんな治療よりも、何よりも
そういう時間でお子さんを包むことが
生きる力を引き出してくれるね。

家族みんなでお子さんのために描いてくれた絵。
病室の壁は、あったかさでいっぱい!!!

お子さんとご家族が
穏やかでハッピーを感じられる時間が
もっともっと続きますように…

2017年10月16日

言葉にならない笑顔の行方

医療者が患者さんのご家族を気遣い
言葉をかけ、いろいろ尋ねたとしても
大変さを表すような表現が
ご家族から返ってこないことがあります。
その代わりに穏やかなほほえみと会釈が返されて
その場が終わるかもしれません。


そういう時、
「大丈夫です、私達!」という方もいらっしゃいます。

でも実はそうでないこともある。


胸が詰まってしまい
言葉が出てこないから
ただ、作り笑顔で黙っていた…
そういう方もいらっしゃるのです。


もしも笑顔の背中がとても寂しそうだったら
その裏に、隠されている
言葉に出来ないほどの苦悩の存在を
見過ごさないでほしいなあ。


先日あるお母様の話を伺って
そのように思いました。

お子さんの治療の中で
いろんなことが山あり谷あり。
落ち込む心を引き上げるのは大変だけど
ひとりぼっちではないからね。
あなたのことを心配して
何かあなたの役に立ちたいと思っているけれど
どうすれば良いのかわからなくて
ただ、できるのは見守ることだけ…
そういう人が必ずいるのだから。

途方に暮れた時は、周りを見回してみよう。
ひとりぼっちの闇の中で
孤独の殻に閉じこもらないで…。

2017年10月03日

こどもにとって緩和医療とは何か

医師からお子さんの治療の選択肢として
「緩和医療」を挙げられると
親御さんは、戸惑う気持ちがあるかもしれません。
「どういうこと?」
「もう治ることを目指した治療をしないってこと?」って。

でも、私が個人的に思うのは
緩和医療とは「将来を諦めて選ぶ」医療ではなくて
「お子さんがより心地良く過ごせる時間をどんどん増やしながら
その人本来の力を取戻すためのきっかけを
作っていくための医療」なんだということ。

いろいろな厳しい治療を耐えてきた身体。
緩和医療を選ぶことは
こどもたちの「現状の中でも精一杯生きようとする力」を
より強く引き出していくことにつながると思います。
人間本来の、生きていこうとする力を。

緩和医療を選ぶことは
決して諦めではありません。
決して、お子さんを見放したのでもありません。
お子さんの幸せって何か
その原点に返った時に、選ぶ道の一つだと思います。
だから、緩和医療を選ぶことによって
親が自分を後ろめたく思わないでほしいです。

心地良く過ごせる時間が増えることによって
お子さんの身体にみなぎるもの
その可能性を信じていく治療
それがこどもにとっての緩和医療だと思うから。

あるお母様のお話から、そのように思いました。

お子さんとご家族が
心地良く過ごせる時間が増えて
これから新たな希望を持つことができますように…。

2017年10月01日

時間の流れが助けになるとは?

お子さんを亡くされた後、始まる新しい生活。
ぽっかり穴が開いたようで、それでも朝は始まり、続く日常の時間。

人によっては無理にでも外に出ることによって
自分は救われたと思う方もいらっしゃいます。
でも、流れる時間の中で自分だけが置き去りにされたような
そんな気持ちになる方もいらっしゃいます。
なかなか新しいことに踏み出せなくて。
踏み出す力も湧いてこないし、そうしたいと思わないし。
そういう時は、亡くなった後のお子さんと
心の中の対話が十分持てていないことが大きい印象を受けます。

お子さんのことをよくわかっている誰かに話す、
でもそれがいつもできるわけではありませんね。
ご家族の間でも「辛くなるから話したくない」と思う人もいれば
「もう前を向いて生活しなくちゃ」と思う人もいれば。
家族からそういう言葉が返ってくると
「家族にさえも、もう自由に話ができない」って
すごく閉塞感を感じるかもしれません。

そういう時は日記で自分の思いを綴るも良し、
お子さんにお手紙を書くも良し、
あるいは、心の中で自問自答するも良し。
お子さんへの語りかけを繰り返すうちに
最初の頃の気持ちと、だんだん気持ちが変わってくることもあります。


もし、あなたがこの世の人生を終えた時
お子さんがあなたを迎えに来てくれた時、
あなたはお子さんに、どんなこと、お話できますか?

あなたと共に過ごせなかった時間を
お子さんは「それから、それから?」って尋ねてきた時
お子さんの顔が曇るようなことしか話せなかったとしたら…
そこで悔やむのはきっとあなただと思うのです。

お子さんが亡くなった後の感情について
「時間の流れが助けになった」と言う方もいれば
「時間が解決するわけではない」と言う方もいます。
もちろん時間の流れによって、お子さんが亡くなった事実や
その時の感情が風化されるわけではありません。
でもどうして「時間の流れが助けになった」と言えるのか?
もしかしたらは、時間がただ過ぎていった…というわけではなく
時間の流れのなかで
「それから、それから?」の続きを
お子さんが笑顔で聞けるような生き方をしようと
努めていたのかもしれません。


無理に何かしようとする必要はないけれども
機が熟した時に、踏み出す一歩。
そこでは必ずお子さんが背中を押してくれているはずです。


これから新しい一歩を踏み出そうとしている
お父様のお話を伺って、そのように思いました。

2017年09月29日

「今日はついてるなあ」を探すママ

お子さんが入院している時、医師からの説明、
決して嬉しいニュースばかりではありません。
そういう時、どうすれば良いのでしょうね。


あるお母様は日々の時間の流れの中で
「今日はついてるなあ」って思うことを
見つけるんですって。

なんだか、じーんとしました。

どんなニュースが聞かされても
それはお子さんの医学的なある一点を
説明しているにすぎないものね。

お子さんは、その一点だけで現わされるものではなくて
ママと一緒の時間に見せるいろんな姿も
それもお子さんの大事な一点だものね。

お子さんのすべてはレントゲンや採血データや
モニタリングで現わされているわけではないものね。

お子さんが笑ってくれた。
お子さんと一緒に絵本が読めた。
お子さんが声を出して歌うことができた。

たとえ病状は重くても、今日は起きていて
面会時間、ベッドサイドで笑顔を見せてくれた。

ああ、ついているなあ。ラッキーだなあ。


そんな風に思えると
見える世界の色は変わってくるのかもしれない。

医師の説明の後、お子さんの横で
どーんと落ち込んで、ぼんやり過ごす1時間
あるいは「今日はついてるなあ」を探しながら過ごす1時間。


無理に気持ちを矯正する必要はないけれど
大雨の心の中に、小さな光を見つけて過ごすことは、
とても、とても大事なことだと思いました。



神様、どうかあのご家族に
もっともっとたくさんの
「ついてるなあ」をもたらしてくださいますように…

2017年09月25日

不安と辛さの向こうに待つ笑顔

朗らかで、にこやかで、爽やかで
とても素敵な印象のお母様。

でもしばらくお話を伺った後、
堰を切ったようにこぼれ落ちた涙は
彼女の心の奥底に押しこめていた
辛い気持ちの現われでした。

それだけ辛かったのだものね。
できるだけ周りに心配かけたくなくて
ずっと隠してきた気持ちだものね。

さっきまでの笑顔がすっかり消されてしまうほど
涙されていたお母様。


でも、先日「こんにちはー」って声をかけてくれたお母様は
清々しい笑顔でいっぱいでした。

お子さんの治療、新しく取り組み始めて数日
自分の中でいろんな不安や迷いや怖さが
だんだん取り払われて、
何か一つ、突き抜けたような
そんな印象を受けました。

あなたの決意とあなたの勇気が
お子さんの命をこれから支えていくよ。
山あり谷あり。
でも、少しずつ良くなっていくお子さんの力を
信じてあげよう!

ぺこりと身体を折ってエレベーターに向かわれた彼女の姿が
とても凛々しく見えました。

どうか彼女とお子さんとご主人に
幸せなことがいっぱいありますように…!

2017年09月22日

自分が立ち返る場所

お子さんが思いもかけない病気と診断され
入院が長期にわたり、
様々な治療が行われる中
これからどうなるんだろうって親御さんは不安でいっぱいですね。

あるお父様、こうおっしゃっていました。
「その時考えられる自分の、最大の決断をしてきた」
決断するとともに、最大限頑張って、努力してきたんですって。

だから過去を振り返っても
ああすれば良かった…って後悔することはないのだと。
その決断の時に揺るがない信念があるんですって。
「自分が家族を守る」っていうこと。
そこがすべての出発点で、
それに対して自分は何ができるか、って考えるんですって。

気骨あるお父様の言葉
しみじみ、すごいなーって思いました。

こういうお父様と一緒だったら
これからどんなに大変な時期でも
お子さんは一緒に頑張っていけるね。

新しい治療、きっとうまくいく、いく!

2017年09月20日

気持ちの舵取りは自分自身

たとえどういう状況であっても
これから先のことは誰にもわからない。

だけど、お子さんがどんな時であっても
足元をとらわれることなく
気持ちを切り替えて
新しい目標を持って進もうとするお母様。
お子さんもどれほど心強いことだろう。


彼女のそういう健気な姿と言葉に
じーんとしました。

気持ちは周りから強制的に変えられるものではなくて
自分で変えていくものだものね。

それだけは、自分自身が舵取りできるものだものね。

2017年09月18日

亡くなったこどもの昂揚感を受け継ぐこと

夢半ばにして旅立ってしまったお子さんのことを考えると
どうして? どうして?
答えの見つからない疑問が頭の中を埋め尽くして
一日をぼーっと過ごしてしまうこと
あるかもしれません。
そういう時間が重なると
親御さんは自分の身体と心を保つための事柄が
疎かになってしまいがちです。
食べたり、休んだり、眠ったり、出かけたり、身体を動かしたり
今迄は意識しなくても、普通に行っていた事柄が
ちゃんとできなくなってしまう。

でも、そういうモードになっている時
親御さんにお子さんはこう声をかけたいと思うのです。
「自分を大切にしてほしい」

どうやって?
大切にするって、どういうこと?

それは人それぞれだろうけれど、
心充たされる瞬間を作っていくことが
「自分を大切にすること」なのだろうと思います。
そうした瞬間を重ねていくことが
とても大切なのだと思います。

夢半ばにして、道半ばにして…
そういう悔しさでいっぱいになった時
思い出してほしいことがあるのです。

あなたのお子さんが当時夢を抱いていた頃の昂揚感を
受け継げるのは、あなたしかいないということを。

別にお子さんと同じことをしてほしいと
言っているわけではありません。
お子さんの胸の内にあった昂揚感を
親御さんそれぞれのやり方で、それぞれの形で
絶やさず受け継いでいけば
良いと思うのです。

無気力になって落ち込んで、
何もしたくない、何も始めたくない、
どこにも出かけたくない、誰にも会いたくない、
もちろんそういう時期は大切だし、必要ではあるけれど
それを何年もこの先、続かせるべきではないと思います。

それはお子さんの昂揚感の炎を
あなたが小さくして、
あなたが消し去ってしまうことに
つながるかもしれないから。

あなたのことをお子さんは必ず見守っています。
もう一度、生活を立て直そうと思っているあなたのことを。

先日、お目にかかったお母様のお話を伺って
そのように感じました。
どうかご自分のこと、大事にしてください……。

2017年09月06日

繋がる場所から

お空に還った命。
あなたに直接会うことはできなかったけれど、
あなたのママから伺ったお話と
ママのスマホに入っていたたくさんの写真から
これまでどれだけあなたが、頑張ってきたか
おばちゃんは知っているよ。
パパもママもお兄ちゃんも
みんなであなたの命をとても大事に思って
守っていたことを知っているよ。

あなたが病気とわかって、
大きな手術も乗り越えて、
本当にいろいろなことがあったけど
あなたが元気になれた時もあった。
そのあなたの笑顔と成長ぶりに
ママはどれほど救われたことか。

でも、あなたの頑張りが
うまく形にならなくなって来た時
ママはどれほど辛かっただろう。

あなたが苦しくならないように
ママはお医者さんにいろいろお願いして
家族で過ごせる時間を大切にしたよ。
一分でも長く、そばにいたいなあって。
でもどうか痛いこと、苦しいことはしないでって。
心の中でたくさん葛藤しながらも
あなたと一緒に過ごせる時間を何より望んでいたよ。

ママの愛はあなたが一番よくわかっている。
あなたのママはひまわりのような朗らかさと
やさしさのオーラでいっぱいの人だってことも
あなたが一番よくわかっている。

だからこれからは、
あなたが空からママのことをしっかり見守ってほしいのです。
パパとお兄ちゃんのことを見守ってほしいのです。

ママは星野源さんの歌が好き。
だからFamily Songという歌
ママにお届けしたいです。

「ただ 幸せが
 一日でも多く
 側にありますように

 悲しみは
 次のあなたへの
 橋になりますように
 遠い場所も繋がっているよ」
 (Family Song  作詞・作曲:星野源)

ママとパパとお兄ちゃんが
しっかりと生きていけるように
見守ってね。
生きている世界とお空の世界は
繋がっているものね。

2017年08月29日

人との出会いで気付きを得ること

お子さんが病気によって生活に何か不自由さが伴ったり
入院や治療によって思うままに時を過ごすことはできない場合
お子さんを不憫に思う親御さんはいらっしゃるかもしれません。
でも、先日お目にかかったお母様はこんな風に考えていらっしゃいました。
「受け容れる時に幸せが始まる」
「それを手伝うのが親の役割」

でも、はじめはお母様も随分悩まれたのです。
「うちだけどうして?」
でも、いろいろな人との出会いを通して
それぞれの家族は、それぞれの不条理さの中で生きているんだと
気付かれたのだそうです。
他者と自己を比べて優劣を競う、そんな話じゃありません。
皆それぞれ、不条理さを抱え
ただ、その内容が違うだけなのだと。
だから「うちだけが…」そういう気持ちは消え、
目の前の不便な現実を否定するのではなく
今の現実を受け容れて、
そこからもっと良くするためにはどうするか考える。
そういうスタンスに変わっていったのだそうです。

そして
若い頃の自分の方が良いなんて思わない。
今の自分の方が好き。
そう思えるようになったそうです。
いろいろな困難や苦境を乗り越えてこられたから。

そう語るお母様の瞳は
とってもキラキラしていました。
お子さんと一緒に頑張るのだと。


これからだんだん元気になっていけますように!

2017年08月28日

親御さんだって生身の身体の一人の人間なのだから

入院するお子さんの元で、ずっと過ごして居たい気持ちはあるけれど
親御さんの気持ちのメンテナンスも大切です。
自分が身を置く場所によって、
自分が目にする風景、交わす言葉、耳にする音、ふと香ってくる香り、
そうしたものによって人は随分影響を受けるのですから。
脳がうけるいろいろな刺激によって
身体の細胞に送り出す信号、ホルモンンの出方も
変わってくることでしょう。


病院以外の場所で過ごすことも大事ですね。
親御さんだって生身の身体の一人の人間なのだから。
親御さんの英気を養うためにも
そうやって長丁場を乗り切っていかなくては。


先日お目にかかったお母様のお話を伺って
そのように強く思いました。

これから始まる新しい治療
家族みんなで一緒に頑張っていこう!
そして元気になったら、ママが憧れていた
沖縄の青い海をみんなで見に行けるといいね!

2017年08月24日

何もできなかったとしても…それが一番大変なこと

入院するお子さんのそばにいても
こんなに近くにいるのに
「私、何もできない…」と
ポトリ、ポトリと涙を落とす母。

医療機器とチューブに囲まれた我が子を
しっかりぎゅーっと胸に抱きしめたくても
なかなか思うようにはできなくて…。
もどかしさでいっぱいになりますね。

でも、
何もできなくて、そばで思い悩むこと、
その方が、何かやるよりも、
実はもっと、もっと大変なことなんだと思う。

多くの苦労を重ねて
何かお子さんのためにできた時は
「ああ、我が子のためにできた!」と達成感が湧いてくる。

でも、あなたがいくらどんなに心を痛めて思い悩んだとしても、
何も目に見える変化を生み出さなければ
周りには伝わらない。
だから、あなたは自分がただ、もがいているだけのように思えてしまう。
非生産的な時間、役に立たない自分。
そんな風に思えて、どんどん気持ちは落ち込んでしまう…


だけど、パパ、ママ、
あなたの精一杯の愛情は
お子さんにはしっかり伝わっています。
何も語りかけていなくても、
ただそばに居て、静かに座って居るだけでも
お子さんはわかっているのです。
それをうまく伝える手段が、今はないけれど。

そして、あなたの心の頑張りは
誰も気づいていないのではありません。
必ずどこかで誰かが、あなたの頑張りを知っています。
ただ、何と声をかけて良いかわからなくて
背中越しに無言であなたへ語りかけているかもしれないけど…

一人ぼっちだなんて思わないでね。


先日お話を伺ったママの涙を見て
そう思いました。


お子さんとご家族に
心安らぐひとときが、少しでも増えますように。

2017年08月21日

納得が生み出す強さ ― 親がこどもに代わって決める時

お子さんが新しい治療を始める時
親御さんの受け止め方は、十人十色です。
勢いに乗ってそのままどんどん進んでいきたいと思う方。
一回立ち止まって、ゆっくりじっくり、何度も考え直したい方。
それぞれのスタイルがあって、それで良いのだと思います。

もし、自分は「とにかく考える時間がほしい」と思っている場合は
ためらわず周囲にどうぞ知らせて下さい。

これから続く長い治療のプロセス。
そこには「納得」が何より大切な要素となってくるから。

そして、小さいお子さん本人に代わって
決断をするのは親御さんなのだから。
親御さんの決断は、すなわちお子さんの決断になるのだから。


そして「納得」したことによって
これから選んだ道の中で困難が生じても
それを乗り越えていける強さを
納得した自分が生み出してくれるから。

先日お目にかかったお父様のお話を伺って
そのように思いました。

新しい治療、きっとうまくいきますように!

2017年08月11日

親が頑張るということは…

お子さんの病気、一日も早い退院を願っていても、
なかなか思うように回復が進まないこともあります。
いつまで頑張れば、退院できるんだろう、
その日がはっきりわかれば、どんなに先であっても
もっともっと気持ちに張り合いを持っていられるのにって
思うことも多々ありますね。

そういう時は親御さんの気持ちのメンテナンスが
とても大事になってきます。
親御さんだって人間なのですから
気持ちが大きく落ち込んだり、ぶれることは
当たり前なのですから。
お子さんがベッドの中で泣いた時に、
いつもだったら慰めたり、よしよしって抱っこしたり
できるのに
自分も涙がぽろぽろ出てくる
そういうこともあるものです。

そういう時こそ、心の中をうまく切り替える癖をつけてほしいのです。
たとえば、面会時間が制限されている病院では
面会時間が終わったら、後ろ髪ひかれる思いで帰るけれど
その後の時間を自分の心のメンテナンスのために時間を使う。
どうか「自分のために時間を使うなんて、何だか申し訳ないな」とか
そんな風に思わないで。
とてもとても大事なことだから。
心をリフレッシュする時間がなければ
いつまでもどんよりした気持ちで
次の日もまた病室を訪れることになってしまうから。
親が頑張る、ってそういうことなのだろうと思います。

そのうち、親御さんの心と身体が
病気になっていくかもしれませんから。

先日お目にかかったお母様のお話をうかがって
そのように思いました。
公園に出かけて心をからっぽにして歩いてみるとか
お父様と一緒に、何かおいしいものを食べに出かけてみるとか。
そうやって何とか自分たちの心が
折れないように、しっかり立っていられるようにしている様子をうかがって
じーんとしました。

お二人の努力はきっとこれからの新しい生活に続くよ。
そしてこれから始まる治療、きっとうまくいって
お子さんが元気になりますように!
家族三人で、上野動物園に出かけて
大好きなぞうさんに会いに行けるといいね!

2017年08月02日

視線の出発点を変えてみると…

親と子、という形で見ると
どうしてもこどもは庇護される存在、みたいな感じになってしまう。
でも先日お目にかかったお母様は
お子さんを一人の人間として考えていらっしゃった。

大人よりも、うんと小さな身体のこども。
病院で手術や処置を受けると
どうしても、不憫に思えてしまいがち。

だけど、その内に秘めている
耐えて行く力と乗り越えて行く力に注目すると
「すごいなあ。頑張っているなあ。」って
お子さんに対して尊敬の気持ちが湧いてくるのだそうです。
そして、その頑張りをちゃんと認めなくちゃって
思うのだそうです。

お子さんに向ける自分の視線、
その出発点を変えてみると、
見えてくる世界が、随分変わってくる。
彩り豊かなものへと変わってくる。


お母様のお話を伺ってそのように思いました。

新しい治療、きっとうまくいく!
そして元気になって、パパとママの待つ
おうちに帰ろう!

2017年07月31日

迷いを手放し、強さを手に入れる父

お子さんの治療方針が急に変わって
慌ただしさを増した時、
親御さんも戸惑いが多くなってしまいます。
医師から提示される選択肢を
どう決断するか、心は大いに揺らぎます。
そして、考えるための時間の猶予が
とても短い場合には、怖さも感じますし。
でも、お子さんのために一生懸命
親御さんが考えた上での選択肢であれば
それが正解なのだと思います。

その時、大切なのは
親御さんが物事をポジティブに考えるようにして
いろいろな迷いを一つずつ手放していくこと。
それが進む強さを生み出すのだと、
先日お目にかかったお父様のお話を伺って
思いました。
迷いは自分の足かせになってしまいますものね。



新しい治療、きっとうまくいく!
そして、お兄ちゃんとお姉ちゃんと
たくさんのお魚が待つおうちに元気に帰ろうね!
みんな待ってるよ!

2017年07月08日

聞きたくないことから逃げずに聞く、父の心の底にあるもの

他の方から見たら、どんなに辛く、苦しいだろう…
と思うような状況でも、
「辛いと思いません」と言い切るお父様。

それは、虚勢を張っているわけでもなく、
真実の言葉でした。
最初にお子さんの病気がわかった時、
それはもうショックで、信じられなかったそうですが
そこからは、気持ちを切り替えたのだそうです。
後ろを振り返っても仕方ないから、と。

そして、
うちは前を向いているから。
うちは治る、って信じているから。
だから辛いとは思わない、のだそうです。

時には医師から、これからの治療について
聞きたくないような話を聞かなければならない時もあります。
耳をふさぎたくなるような話も。
治療に伴うリスクとして医師には
親御さんに対して説明責任がありますものね。
でも、お父様はあえてそういう話からも逃げないで
むしろ、きちんと、しっかりと聞きたいのだそうです。


どうして?


それは、本当にそういう事態が起こった時に
動揺するお子さんをしっかり受け止めて
心のケアをしてあげたいからなのだそうです。
治療上、どうしても不可避のことなのであれば
それと共に生きていかなければいけないから、
だから、それを受け容れられるように
お子さんの気持ちをサポートしてあげたいのだそうです。

実際そういう場面が起こった時に
咄嗟にその場しのぎの、慰めみたいな言葉で
場を埋めたり、ごまかしたりするのではなくて
お子さんにとって本当に必要な言葉を
きちんとかけてあげたいからだ、って。

そう語るお父様の言葉を聞いて
何だかとってもじーんとしました。

どういう事態が起こっても、
お子さんが、それを自分の一部として受け止めて
しっかり生きていけるように、という
お父様の願い。

医療者にとっては、行っている治療に
成果が出るかどうかが見極めどころだけど
お父様にとっては、もっと長いビジョンなのです。
治療を経たお子さんがどう生きていくか。
その未来のことが、お父様の頭の中に埋め尽くされているのです。

お父様が、一つ一つ、噛みしめるように
お話されていた言葉を聞きながら
これまでどれほど多くの困難を
こうして乗り越えてこられてきたんだろう…と思いました。

お父様は、家族みんなが同じ方向を向いて頑張っているから、
あえて口にしなくても、お互いがお互いの姿によって
励まされているんだ、とお話されていました。


いいご家族だなあ。

そして、お父様は奥様のことを本当に尊敬して
愛おしく感じて、
一緒にこどもを守っていこう、って
二人で頑張っていらっしゃいます。

新しい治療、きっとうまくいく!



神様、どうかこのお子さんとご家族が
みんな、みんな幸せになれますように。

2017年07月04日

あなたを見守る空のお子さん

短い人生、それでもこの世に生まれ、生きてきた意味、
我が子がこの世の人生で果たす役割は何だったんだろうか…。
それを見つけ出すことが遺された親の役割とおっしゃっていた
あるお母様。
その言葉がとても重く深く、響きました。


周りから見たら、あれほど尽くすことはできない、
っていうくらい、尽くしていらっしゃったけれども
お母様の心には、後悔ばかりが浮かんでくるそうです。

今からでも、遅くない、
あの子の心を癒してあげたい…
そういうお母様の気持ちを
お子さんは十分、しっかり受け取っていらっしゃいますよ。
決して、一方通行なんかじゃありません。

あんなに近くにいたお子さん。
でも、もう今は手を伸ばしてもそこには姿のないお子さん。
だけど、お子さんは見える、聞こえる、そういった次元の世界を越えて
あなたのことを見守っているということを
どうか忘れないで。
あなたの思いは一方通行なんかじゃないのだから。

彼女の話を伺いながら、
ある少女のことを思い出しました。
普段はお空の世界で遊んで、友達10人いるけれど
この世のお姉ちゃんが、遊ぼうよって呼んでくれた時は
お姉ちゃんのところに遊びに来て
一緒に幼稚園バスに乗ったり、幼稚園で遊んだり。

でも、やっぱり沈み込むママのことが心配だから、
大丈夫かなあって、自宅に帰ってちょっと覗き込んで
大丈夫だなって思ったら、また幼稚園に帰って。
元気のないママのお膝に座って、
ママを見上げて、
ママのこと大好きだよーって
ママがわかってくれるまで、言うんですって。
その女の子のお姉ちゃんから教えてもらいました。
彼女は、見たり感じたり、聞いたりできるから。

お空に還った女の子は
今、そうやって親孝行しているのだと思います。


沈み込み、落ち込むばかりのあなたの姿を
お子さんはどんなに苦しい思いで見ているかな…

気持ちが晴れない時は
そんな風に視点を変えてほしいです。

2017年07月03日

誰かがどこかで頑張っている

反省することは大切だけど
変えられない過去に縛られて
それで苦しくなってしまう時があります。

でも、そういう時は、
どうしたらいいんだろう…

自分の気持ちの矛先を
変えることが大事だなあって、気付くことがありました。

結局は、誰かのせいじゃなくて、自分。
自分に帰結して、自分から始まる。

それは大きな手術を受けて、お元気になったある女性から
ご連絡をいただいたことによって気付いたのですが…。



彼女はとても良い言葉を綴っていらっしゃいました。
過去をいくら悔やんでも、もうそこには戻れないし
いったん考え始めると負のループから抜け出せなくなるから
もう、過去を悔やむのはやめたのだそうです。

じゃあ、どうしたのか。
今はいろんなことに感謝して生活されているのです。
それは、誰かに良いとこ見せようとか
決して、そんなんじゃないんですよ。

本当に自然に、そう暮らしているんです。
今、こうして楽しいことがあるのは、誰かのおかげだ、
そういう風に思っていらっしゃるの。

そして自分に大変なことがあっても
頑張っているのは自分だけじゃない、
他の人だってどこかで同じように、
それぞれの場所で、みんな頑張ってるんだって
思っているんだそうです。
遠く離れて、暮らしていても。

そういう言葉が出てくるのは
彼女が人一倍苦労を重ねてきたからだろうなあ。

一年前に出会った時は
もちろん素敵な方だったけど、
今は、更にもっと素晴らしく
大きく、飛躍されているんだなあって
とっても嬉しくなりました。

かれんで、ピュアで、お茶目な彼女、
これからもっともっと幸せになりますように!

2017年07月01日

悔しさが生み出した青年の成長

先日、お目にかかった青年、
とても大きな手術を受けた後、お元気になられて
頑張って人生スタートしていました。

彼は幼い頃から、元気な友達にはない症状が
自分にはあっても
どうして、俺だけなの?なんて思うことなく
それが自分だから、と思っていたそうです。

そしてお元気になられたことによって
これまでできなかったことが
楽にできるようになると
とっても嬉しかったそうです。
それは元気な人だったら気にも留めない
ありふれた日常の場面だけど。

そして元気な人だったらあれこれ
不平不満ばかり並べそうなことも
それをできるようになった自分を嬉しく思えるんですって。

その青年のお話を聞いて、じーんとしました。
一生懸命、毎日生きてるんだなあって、

もちろん彼は、これまで良い事ばかりだったのではなくて
いろんな大変なこともあったのです。
それを何とかしようと、人の見ていないところで
彼は何倍も努力してきたからこそ
その途中、向こう側に渡る橋を外されるような事態が
起こってしまった時の
彼の悔しさと失望は、本当に深かった。
他の人がきっと容易には想像できないほどに
深い、深いものだった。

だけど、あの時、あんなに頑張った、
あなたのこつこと努力しようとする姿勢は
今のあなた自身を作っているよ。

これから新しい夢に向かって
また努力を始めようと考えて
話していたあなたは、とってもキラキラしていた。

過去の悔しかったあなたは、もう、過去の人。
今のあなたは、今、生きているあなた自身。
過去とは違うんだってことをわかって、
どうか、今の自分に自信を持って過ごしてほしい。
そして、成長した自分の力を信じてほしい。


彼がこれまでのことを振り返った時に、出てきた言葉は
さりげなく、母親の苦労をねぎらい、尊敬する言葉でした。
子のために、遠い病院通いをずっと続けてくれた母。
仕事をしながら、資格試験に挑み、努力する母。
その姿は少年時代の彼の心の中にしっかりと刻まれていました。
たとえ、普段それを口にしなくても。
努力するのは母譲りかも知れないね。


これから毎日の時間を大事に生きて
どんどん楽しい瞬間をたくさん増やしてほしいなあ。
そして、あなた自身の輝きをずっと守っていってほしいなあ。

ぺこりと頭を下げていった青年の後ろ姿に
そう思いました。

この親子に、たくさんの幸せが舞い込みますように。

2017年06月27日

役割をまっとうする父親

お子さんの笑顔やかわいい声や仕草や表情は
親御さんにとって、励みになるし、力が湧いてくる。
でも、病気のために、そういった反応が乏しい場合があります。
だけど、親御さんは懸命にお世話や看病を続ける。

「もうすぐ良くなる」「きっと良くなる」
そう思い続けて、1カ月、3か月、半年、1年。
もしも、状況が変わらなかったら
いつしか親御さんの心も疲れてしまうのは
すごく自然なことだと思います。

些細なことで気持ちが苛立ってしまったり…
喧嘩が増えてしまったり、気持ちが折れてしまったり。
そうなってしまったあるご夫婦は
しっかり話しあったのだそうです。
そして、結論として
「どういう状況であっても愛そう」って
お二人で決めてからは
自分から生まれる感情が変わったのだそうです。


お父様の語るその言葉の中には
奥様に対する尊敬が端々に感じられました。
「自分だったらあんな風に世話は出来ない」
「自分は仕事で外に出られるけど、妻は出られないのに…」
「妻は本当にすごいと思う」

奥様のことをそんな風に口に出して他人に語れるということは
普段から奥様に対してそういう思いをずっと持ち続けているからこそ。

お父様が決してお世話していないわけじゃないです。
家事も育児ももちろん分担して。
そして「自分の役割は家族を経済的に不安にさせないこと」と思い
身体を酷使して一生懸命、外で仕事をしているのです。

そういう自分の役割の自覚とか
お互いへの感謝とか尊敬とかを持って
自分の役割をまっとうすることによって
お子さんが愛情いっぱいに、
育つことが出来たんだなあって
先日お目にかかったお父様のお話から
そう思いました。

人は心がけ、気持ちによって、
自分の毎日を変えていくことができるんだなあって
改めて、思いました。

新しい治療、きっとうまくいく!
何年もずっと、夫婦二人で守ってきたお子さん、
これから始まる新しい治療で、
お子さんの新しい元気な人生がはじまりますように!

2017年06月20日

親だからできること ―良い波動を発する母

お子さんが長い間入院していると
日々面会に通う親御さんは
「私はこの子にいったい何ができるんだろう」って
無力感を感じる方もいらっしゃいます。
でも、親だからできることってあるなーと
思う出会いがありました。

そのお母様の声はとってもあったかくて朗らかでした。
普通にお話していても、
何だかこっちまでニコニコが伝染してきちゃうような
ポジティブな雰囲気が漂っている感じ。
もちろん今まで、お子さんの病気のことで
落ち込んだり悩んだことも、たくさんあったのです。
でも、それをいつまでも引きずるわけではなくて
毎日を過ごしていらっしゃる様子。

その秘訣は何だろうなあ。
元々の人柄?
うーん。確かにそれもある。
でもでも、彼女のお話をずっと聞いているうちに
気付いたことがありました。
彼女は日頃の何気ないことに対して
「感謝」を口にしているのです。

どなたかが、たとえば親切心から
あるいは何とか力になりたいと思って
行われる行為に対して
素直に受け止めて感謝されているのです。
日本人にありがちな、
「いえいえ、そんな、そんな、結構です…」とか
「自分でやりますから…」みたいなことじゃなくて
「ありがとうございます!」
「おかげさまで…!」

そんな風に明るく、感謝の言葉をお話されていました。

そういう気持ちで過ごしていると
話す言葉もポジティブだし
それに自らが発する気も
非常に良いものへと向上しますね。

お母様が自分自身、発光体、発電所みたいな感じ。
そんなポジティブなお母様の発する
良い波動の声に包まれていると
お子さんも元気がどんどんたまっていくものね!
波動はとっても大事だと思う。

そして医師が波動を授けるわけじゃなくて
親御さん自らが出すってことが大事。

新しい治療きっとうまくいく!
チャンスの神様の前髪も後ろ髪も、
みんなつかんで、どんどん幸せになっていくね!

2017年06月13日

普段面会に行けない父親だからできること

お母様が専業主婦でお父様が外に働きに出ている場合
どうしても、入院中のお子さんの面会は
お母様が中心になってしまいます。
だったら、父親も仕事をずっと休めばいいじゃないかー
そういう意見もあるでしょう。
確かにそれができる人もいるでしょう。
とはいえ、世の中そういうご家族ばかりではない。

医師からの説明を一人で聞くお母様は
不安になったり、心配が募って
時にはイライラしたり、怒りっぽくなったり…
だって心細いものね。

でもでも、
そこからが父親の活躍する出番と思うのですよ。
仕事から帰ってみたら、奥様の様子が何か違うぞって気付く。
どうしたんだろう、何かあった?
奥様の揺れる心をいち早くキャッチして
まずは話を聞ける立場にいるのが父親だと思うのです。
そして、お父様なりの視点を伝えてみる。

それは、思いのほか、大きな効果をもたらします。
まっすぐにしか見えていなかったお母様の心を
右、左、ぐんと広げて、もうちょっと視線を先まで見通せるようにしてくれる。

そうして焦りや怒りを翌日まで持ち込まないようにすることによって
お母様は次の日フレッシュな気持ちでスタートできて
お子さんの元へ面会に行ける、という流れにかわっていきます。

それはもしかしたら、
病院で過ごすお子さんにとって
一番望んでいる、ハッピーになれる方法かなーと思うのです。

お母様を支えることが、引いてはお子さんを支えることになる。
それはお父様だからできること。

先日お目にかかったお母様のお話をうかがって
そのように思いました。

二人でそうやって解決していく歩みは
きっと力強い歩みになれるものね。

新しい治療、うまくいくね!きっと。

2017年06月06日

大好きな子

お子さんがずっと入院していたら
はやく退院できればいいのに、って待ち遠しいけど
医療機器を必要として家で過ごす時間は
ご家族も、なかなか大変なことも多いですね。

お目にかかったお父様とお母様とお子さん、
退院から半年、自宅で共に暮らすようになって
いろんな心の変化があったようです。

お子さんの病気をどうして、どうして?って
考えはじめたら、誰にも答えはわからなくて
苦しい時間から抜け出せないもの。
でも、ご両親はある気付きを得てからは
自分自身も気持ちが楽になっていったのだそうです。


今までお子さんのことは
もちろん愛情深く育ててきたけれど
もっともっと、大切に、大事に
「大好き」っていう思いで
お子さんも包めるようになったんですって。

病気とか、そういう形容詞ではなくて
「大好きな子」って。


変えられない事実。
でも変えられる自分の視点。
そして、そこから生まれる感情。
いろいろ、模索して、勉強して
ある境地に至ったのだそうです。
そして、それはお子さんに向けるまなざしも
変えたのです。

そのお子さんは
自分たちを教えてくれるために
生まれてきてくれたんだ、って…。

病気が特別なことではなくて
病気が家族の日常で、その中で、
みんながハッピーに過ごせるために、どうするか。

できないと思っていたことも
いろいろ挑戦してみると、
楽しい思い出も増えていったそうです。


お二人のお話を伺ったら、
じーんとしてきた。
涙が出てきそうになっちゃった。
ああ、お二人は本当に苦しい時期を一緒に乗り越えて、
頑張って今に至っているんだなあって。

お子さん、とってもいい笑顔でした。
作り笑いじゃなくて、心の底から
安心して、楽しいっていう感じ。



神様、このご家族がもっともっと幸せになれますように。

2017年05月30日

自分が笑顔でいようと決めた母の心

お子さんが突然、体調を崩して
病院を受診したら、今まで聞いたこともないような
病名を診断されたら、親御さんはとても驚くし
信じられなくて、不安もたくさん出てくることでしょう。
先日お目にかかったお母様は、
まさに、そういう気持ちだったけれども、
でも、心を切り替えたんですって。
自分がどんなに悩んで苦しいと思っても、
本当に一番大変なのはお子さん本人だって。
それなら、自分ができることは
いつも笑顔で接するようにして
お子さんが不安にならないようにすることが
そばにいる自分の役割だ、って。

もちろんお母様も辛いことはたくさんあって
自分の気持ちが疲弊している時もあったけれど
そういう時は、夫婦で気分転換にお出かけするようにしたそうです。
しっかり者の明るく元気な母の顔ばかりでは
いられないですものね。
お出かけの時にご主人と交わす、
何気ない普通の会話、そういう時間を過ごすことで
充電できたそうです。
二人でおいしいもの食べて、
二人で楽しいこと探して
二人で同じものを見て、笑って。

お子さんが元気になるためには
お母様も元気になれなくちゃね。

そうやって過ごしてきたお母様からは
いろんなご苦労を乗り越えてきたしなやかな力強さが
滲み出ていました。

2017年05月29日

思い出の上書きをする母

病院でお子さんが亡くなった後、
しばらくもう病院に通うこともないけれど
病院と家が近い時には、
何かの用事で病院の近くを通らなくてはいけない時も
ありますよね。
そういう時は、本当に悲しくて、辛くて
できれば、わざと遠回りしていきたい、
そんな気持ちになることもあることでしょう。
病院に関係ある場所は、
もうあちこちが、辛さや悔しさでいっぱいかもしれません。


先日お目にかかったお母様、
思い出の上書きをされているのだそうです。
もちろんお子さんが亡くなったことは悲しいけれど
病院はお子さんにとって、人生最後を過ごした大切な場所、
そう思って。
その場所を自分にとってただ辛いだけの場所に
しちゃいけないと思っていらっしゃるのだそうです。

お母様からそのお話を伺った時、
じーんとしました。
どんな気持ちで、車のハンドル握ってたんだろうなあ。

病院を横目に見ながら、だんだん近づいてくる病院の姿、
きっと切ない気持ちでいっぱいだけど
でも、病院を見るたびに、
お子さんが頑張ったあの時間を
何度も思い出しているんだなあ。きっと。

お子さんは決して弱々しい気の毒な存在なのではなくて
あんなに大変な状況でも、最後まで一生懸命頑張って生き抜いた
強くて素晴らしいお子さんだったってことを
思い出しているんだなあ。
だから、病院は辛い場所なのではなくて
そのお子さんが全力で生き抜いた場所。

お母様の笑顔は、何か一つ突き抜けたような
とってもキラキラ美しくて、まぶしかったです。

2017年05月22日

我が子の病気を受け容れたからこそ、言える言葉

生まれて少したってからお子さんが病気とわかって、
長期入院が必要になった場合
親御さんは気持ちの負担はもちろんのこと
時間的な負担も大きくのしかかってきます。

私は病棟で働いていたころは、
病棟での業務をこなすことに、いっぱいいっぱいだったせいか
「親御さんも大変だなあ」と思いつつ
それ以上考えることはなかったけれど
今は、病気が人の生活の中の一部として
見えてくるようになりました。
それは自分がある程度の年齢を経てきたからかもしれませんが…
そこで、先日お目にかかったお父様の言葉が
とてもずしりと来たのです。


そのお父様は、仕事帰りに病院に寄って
お子さんに面会する、という生活が
生後半年もの間、ずっと続いたそうです。
当時を振り返ってお父様がお話しされた時、
お父様はそういう生活に「馴染んだ」と表現されました。
だから、そんなに苦労じゃなかったと。
お話が終わってお父様がお帰りになった後、
あ、っと思いました。

1日の仕事を終えて、自宅に帰ってくるとき、
くたくたなのに、そこから病院に行って、面会する生活。

我が子に会いにいくのだから、親だったら当たり前、
そういう見方もあるかもしれません。
でも、自宅にまっすぐ帰れるのと、
そうでないのとは
やっぱり違うものです。
病院では自宅のようにくつろげるわけでもないし。
心労は絶えないし。

だからこそ、そういう生活を馴染んだと言えるのは
とても奥深いことだなと思ったのです。

お父様は単にその生活パターンに
物理的に慣れたというのではなく
お子さんの病気のことを受け容れたからこそ
それが自分の生活の一部として
馴染めたのではないかと思ったのです。

いつまでも「どうしてうちの子が病気に…」とか
「そんなことあるはずない」といった感じで
ずっと悶々と日々を過ごしていたら、
「馴染んだ」という表現は出てこないですものね。



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新しい治療を選んだパパは
あなたのために今、
一生懸命頑張っているよ。

何年かたって、あなたがもう少し大人になって
いろんな心の機微がわかるようになったら
パパの決断した気持ちを
気負わず聞いてほしい。

あなたが、どんなに愛されているか
改めて知ることができるから。

新しい治療、きっとうまくいく!

2017年05月15日

不安の裏に秘めていた強い決意

何か大きな決断事をしたり
新しい道を選んで進む時
必ずしも、自分の周囲の環境が
万全の状態であるとは限りません。
むしろ、あまりに辛くて
新しい事なんて、ちっとも受けれられそうにない
そういう時かもしれません。
例えばとても大切な方を見送った後だったり…
本当は1年、2年、時間をかけて
自分の心を整えたい、
それが正直な気持ちだろうと思います。

でもお子さんの病気が進み、
十分ゆっくり時間をかけて、
治療を選択、決定するほど
そんなに時間の余裕がなかったとしたら…


そういう時に自分の気持ちは横に置いて
お子さんのことだけに集中して
道を選んだお母様、
母は強しだなあ。

お母様、不安でいっぱいだったけど
でも、その不安は決して
ただ、やみくもに、不安になっていたわけではありませんでした。

どれもこれもが具体的なことに関する不安。
これから一歩一歩前進しようとするために
知っておきたいことばかり。

お母様は、そうした心配事を一つずつ
解消することによって、心の中を落ち着かせていこうと
していたんだなって気付きました。


不安の多い方、
それは、決して心の弱い人ではありませんね。

道を堅実に進もうとするための
切り開いて行こうとするための
気持ちの表れ方の「一つ」なんだと思います。


新しい治療きっとうまくいく!


お部屋を後にした華奢なお母様の背中に、
凛とした強さを感じました。

2017年05月05日

愛ある距離感

こちらでお話をうかがったお父様、
奥様との距離感を大事に考えられていました。
ご夫婦と言っても、
お互いそれぞれが、一人一人別の人間ですものね。
適度な距離感ってとても大事なんだと思う。

相手のこと見守りながら、距離感を保って
必要な時に必要な言葉をかけていく。
それは相手を尊重している気持ちが
根底にあるからこそ、できることなんだと思う。
特に、お子さんの病状がとても厳しい時。

そういうお父様の気持ちの背景が
お母様の心にもしっかりと届いているといいな。
決して、無関心とか、見放したり、とか
そういった類のものではないのです。
お父様なりの愛情表現としての距離感なのですから。

お父様のお話を伺った時、
小田和正さんの「mata-ne」という歌を思い出しました。

「君のためなら、いつでも
 かならず、行くから。
 深い悲しみの中にいる、君に会いに行く。
 励ましたり、慰めたり
 たぶん、そんなことは
 うまくできそうにないけれど
 きっと 会いにいくから。
 どんな時も、忘れていない。
 君は、僕の大切な人」
 作詞・作曲:小田和正「mata-ne」
  アルバム「小田日和」より

お母様はどんなに落ち込んでいても
時間はかかっても、必ず自分で立ち上がってくるそうです。
そういうお母様の底力の強さをお父様は信じているから
愛ある距離感で見守っているわけ。

だって「君は、僕の大切な人」だものね。

言葉は力になるけれど、
時に、言葉以上に力になるものが
世の中にはあるんだなあ。

治る力の芽を育てる「医師への信頼」

あなたの気持ちが落ち込んでしまった時、
周りの人は励ましたい、慰めたい、そう思って
いろいろ言葉を尽そうとするかも知れません。
それはありがたいことだけど、
あまりにそれがたくさんだと
かえって重荷に感じる時もあるかも…。
シンプルな言葉を繰り返す方が
心に届くのかもしれませんね。

先日お目にかかったお父様は、
お子さんの病状がとても厳しかった時、
ご自身も、もちろん落ち込んだけれど
奥様の気持ちをもっと心配したのだそうです。
そして、励まし続けたんですって。
「先生を信じて待つしかないよ。」

信じるって一番難しいことなのかもしれないですね。
でも、相手に寄せる信頼があるからこそ、
医師とご両親との間に流れる空気はあたたかい色に変わってくるし
医師がお子さんの治療を行う時の両者の間の空気は
何か研ぎ澄まされたピュアなものになっていくのだろうと思う。
そして、そういう空気に包まれたお子さんは
厳しい病状の中で、少しずつ力を蓄えて
治っていく芽を育てていくんだろうと思う。

お子さんは窮地から脱しましたよ!

そしていよいよこれから始まる新しい治療。
きっとうまくいくね!

2017年04月28日

レインボーカラーの綿菓子みたいなママ

自宅からとても遠くの病院にお子さんが入院する時
親御さんも付添などで自宅を離れて
自宅に戻れない期間が何日も続くことがあるけれど
お子さんにごきょうだいがいる場合
お留守番をしてくれるこどもたちのことも心配ですね。
後ろ髪引かれる思いで、おううを後にしてくることと思います。

先日お目にかかったお母様のおうちもそうでした。
病院行かないでって、お兄ちゃんは言ったそうです。
でも、そういうわけにもいかないですものね。

お母様は「OOちゃんとママは、
スーパーOOちゃんとスーパーママになって戻ってくるから
△△くんもスーパー△△になれるように頑張らなくちゃね!」

そうしたら、2歳のお兄ちゃんはわかってくれて、
「ぼくがOOちゃんとママを守ってあげる!!!」って
送り出してくれたんですって。

偉いぞ、お兄ちゃん!
スーパースーパー△△だね!

これから妹ちゃんは、新しい治療を受けて
元気になっておうちに帰るよ。
そうしたら、また仲よくいっぱい遊んであげてね。

OOちゃんが、これから元気になったら
△△くんが、ずっと行きたいなーって言っていた
アンパンマンミュージアムにも
家族みんなで遊びに行こうねって
ママは今からちゃんと、考えているよ!

ほんわかしたやさしいオーラ200%で
レインボーカラーの綿菓子のようなママ。
やさしくて、楽しくて、朗らかで
そばにいるだけで、癒されるわーと思うようなママ。
でもとても芯のしっかりしたママ。
「ここぞ」という時にはエンジン200%で
何百キロもずっと走リ続けそうなママ。
でもここまでたどり着くまで
本当に苦しかったものね。
ママは心のなかで何度も何度も泣いたものね。

そんなママの頑張りを
ずっとお兄ちゃんは知っているから
だから「守ってあげる」って言ったんだね。

新しい治療、きっとうまくいく!

2017年04月27日

今できることを、一つ一つ。

お子さんがある日突然、考えもしなかったような病気になって
いろんなことがめまぐるしく変わり、
病院も転々として、治療の選択を迫られた時
頭の中が思考停止になる親御さんもいらっしゃることでしょう。
ご夫婦の間で意見が割れることも。

でも、どちらかが良くて、どちらかが悪いというわけではなくて
それぞれにとって、考えるために必要な時間も違うし
考える角度も違うから、同時期に出てくる答えに
大きな違いがあるように見えてくるのだと思います。
それに、大きなストレス下に置かれた時
平常心ではいられないですものね。
そういう時にどうすれば良いのだろう。
「今できることを、一つ一つする。」
先日のお母様のお話を伺って
そうだなあ。まさにその通りって思いました。

そしていつもは何気なくやり過ごしてしまうような
食べること、休むこと、寝ること。
それがどれだけ大切か…
お母様は、お父様にそれを気遣って言葉にしているそうです。
当たり前のようなことをあえて言葉にするって
気付きを得られるのかもしれません。
「あ、そうだ、食べていいんだ。」

人によっては、自分が食べたり飲んだり、休んだり、
そういうことが何だかお子さんに申し訳なくて…
そんな風に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

でもストレスが大きければ大きいほど、
そうした事柄を一つ一つ積み上げていくことが
人間の基本的な身体の調子を整えていく礎になります。


そうやってお二人でよく話し合って、
出した結論はお子さんにとって一番良い道なのだと
思います。


新しい治療、きっとうまくいくね!


元気になったらパパとママと一緒に
芝生の公園に遊びに行こうね!
ママはあなたを連れて行ってあげたい公園が
もう、いっぱいあるんだって!

2017年04月07日

気ばかり焦ってしまう時は…

お子さんが重い病気だと言われた時、
ご両親はあれもこれも、考えることがたくさんあって
足元が浮ついてしまうのは
それはごく自然なこと。
気ばかり焦ってしまって
自分が何もできていないように思いがち。
でもそういう時は、まずは今日やらなければいけないことを
一つずつきちんと対応して、実行していくと
いいですね。

小さくても、前進を感じられると
それが積み重なって、もっと心が強くなることができますから…

先日お目にかかったお父様のお話を伺って
そのように思いました。
一歩一歩、着実に足固めをしながら目標に向かって進もうと頑張る
お父様のそういう姿は、きっとお子さんも、周りのご家族にも
心強く、頼りがいある姿として映っていることでしょう。


家族みんなにとって、新しいスタートが
ハッピーな日々に近づくための一歩になりますように!
きっと元気になる、そう思って
一日、一日、頑張ろうね!

2017年03月30日

こどもを一人の「人間」として尊重するからこそ……

お子さんが生まれてすぐに病気と診断された時
「ああ、何てかわいそうなんだ…」と
親御さんは必要以上に手を差し出し、守ろうとすることも
あるかもしれません。
それは親心そのものではあるけれど……

でも先日お目にかかったお父様は
病気も個性と考えるのだそうです。

病気であることが分かった時点が赤ちゃんの時だったら
「病気の子」といわれるけど
人間、一生の間に一度も病気にならない人なんて
おそらくどこにもいないですものね…。
誰にでも起こり得る、たくさんの病気のリスク。
健康で生まれても、これから大きな病気が
起こるかもしれない。
たまたまそれが、我が子の場合は
小さい時期にわかっただけ、という捉え方。

「病気は個性」そう言い切るお父様、
きっと様々な思考過程によって、
今その言葉があるのだと思うけど
お子さんに特別な目を向けるのではなく
病気もお子さん自身の一部だって考えるようになると
お子さんが感じ取るプレッシャーも減るのかもしれません。

そしてお父様はお子さんに対して
病気であることに甘えないでほしいと、
思っていらっしゃるそうです。
自分の人生は自分自身で切り開くんだよって
よくお子さんに語りかけるんだそうです。

それはお子さんをか弱き存在と見ているのではなく
一人の「人間」として尊重しているからこそ
発せられる言葉なのだろうと思います。

お父様はおっしゃっていました。
「手術はゴールではなくて、新しいスタート。」
なるほどー、そうですよね。
手術は本当に大きな山場であるけれども、
それはお子さんにとって人生の新しい章が始まる
最初のトピックスってことですものね。

明日のために今日することは何か、
来年のために今日することは何か
それをいつもお父様は考えていらっしゃるそうです。

換言すれば
今日のことは明日につながる。
今日のことは来年につながる。ってことですね。


そう考えたら、遅々として進まないように見える毎日であっても
それは大きな前進につながる小さな歩みだってことに
気付くことができます。


お父様の思考過程を真似していったら
きっとお子さんはすべてのことに意味を見いだせる。
そして、すべてのことが
希望につながっていくって思える!!

こどもは小さいから何もわからないのではない。
こどもは小さい頃から、人として尊重され
そうした関わりを得ることによって
その年齢なりに感じ、考え
苦難を糧にして、味方につけて
成長を遂げていくんだろうなあって
そんな風に思いました。

新しい治療、これからきっとうまくいく!


これから先、あなたが元気になるって信じて
パパは今から、サプライズ旅行を考えているよ。
パパの強さを信じて、みんなで一緒に頑張って行こう!

あれもこれもありだけど、選んだ道が最善の道

お子さんが急に病気だと分かった時
それも短い間にいろいろな展開が凝縮され、
治療する病院が何度も変わったり、
治療方針が変わったり
医療従事者の顔ぶれも変わったり…
そうすると親御さんは変化の流れに圧倒されて
もうそれだけで、いっぱいいっぱい、という感じに
思う方もいらっしゃるかもしれません。
そして、そういう時にこそ、大きな、そして大事な決断を
親御さんは迫られるわけですが
通常の思考過程では追いつかないかもしれません。

でもそれは親御さんが無能なのではありません。
そして親御さんが無力なわけでもありません。

誰だってそういう環境は非日常であり
緊急事態ですものね。

そういう時に力になってくれるのは何だろう…

先日、お目にかかったお母様からお話を伺って思いました。
「こう」決めたらそれ以外受け入れられないのではなくて
「こう」決めたけど、「あれ」もあり「これ」もありって
オープンマインドでいることが、とっても大事なんだと。
そして変化した選択肢が
きっとそのお子さんにとって、その時、その瞬間に
最善の道であると信じることが大事なんだと……。

そしてもう一つ大事なことは
自分一人ではなくご夫婦で一緒に
話し合って、考えていくこと。
もしかしたらシングルの方もいらっしゃるだろうけれど
そういう時は、別に配偶者ではなくても
親族、友人、どなたかとても信頼できる方と
話し合いながら進めていくと、
自分の気持ちの揺れ幅が少しおさまっていきます。


先日お目にかかったお母様は
それをまさに実践していました。
そして家族みんなで団結して、頑張っていこう!って。
それも悲壮な感じではなく
明るく、とにかく頑張るぞー!って、感じで。

あー、きっとお母様は
ラッキーの神様をたくさんたくさん
呼びこんでくるタイプだなあ。
関係なかった神様まで
「これからみんなで元気になるよう、助けに行くぞー」って
四方八方から集まってくれそうです。
お母様のはじける笑顔を見ていたら
そう思いました。


お子さん、これから始まる新しい治療で
どんどん元気になって
夏になったら爽やかな風の吹く公園で
みんなで楽しくバーベキューができるといいいね!

お姉ちゃんも、お兄ちゃんも
みんなおうちで、あなたのことを楽しみに待っているよ!

2017年03月23日

死を越えて、守る力の意味

大切な旦那様が、突然逝ってしまったお母様。
ぽっかり開いてしまったその心を支えて、
遺されたこどもたちをしっかり育てていられるのは
今でもご主人がそばにいるって感じているからだそうです。

そして、ご主人の叶えたかった夢を
自分が1つずつ、叶えていくために努力することが
お母様にとっての生きていく心の支えになっていました。

そんな風に考えられるようになるまで
お母様はどんなに辛かったことだろう。

でも、きっとご主人はお母様のことを守っている。
いつも、いつも。


夢を叶える、そのためには引きこもってはいられませんものね。
そんな風に気付けたお母様も素晴らしいし
その夢を持っていたご主人も、本当に素晴らしいと思う。



人の人生、長い短いはあるけれど、
ご縁があって一緒に歩んできたご夫婦の人生。
それは、死別されても
きっと、あちらの世界から「守る」という形で
ずっと続くご縁なのだと思う。

それは俗世間的な守る、守られるという関係を
はるかに越えて
もっと大きな意味があるのだと思う。

たとえばその人の人生で果たすべき使命を成し遂げられるように
邪悪なものからその人を「守る」という力。

それは現世の守る、守られるという関係では
難しいのだろうと思う。
だけど、亡くなった方にはその「守る力」が
強力に備わるのだろうと思う。


あるお母様のお話を伺って
そのように思いました。

彼女の進む道にご主人の守る力と共に
たくさんの幸運が舞い込みますように…

こどもの力を信じる母

待ちに待った我が子の誕生に
喜びに湧いたけれども
大きな病気があると分かっていた時
小さな身体で頑張る我が子の姿に
親御さんは涙があふれてしまいます。
そして同時に「どうして病気なの?」って
落ち込んでしまいます。

でも、先日お目にかかったお母様は
「あの子が生まれてきた理由があると思う。」とおっしゃっていました。

理由?
それは医学的な理由とか
そんな野暮な理由じゃないですよ。

どうしてこの世に生まれてきたか、
そういう理由です。

もちろんお子さんにとっては
本当に大変なことはたくさんあるけども
お子さんを通してお母様はいろんなことを考え、
いろんな気付きを得たのだそうです。

それでこう思ったんですって。
「あの子にはそういう使命があるのかなと思う。」
つまり、親を教え導くという使命。
それがそのお子さんが生まれてきた理由。

そういう風に考えるようになって
今では、落ち込むよりも
病気があっても頑張って生きているお子さんの命を
前向きに考えていきたいと思うようになられました。

「せっかく生まれてきてくれた命だから
いろんなこと経験させてあげたい!」


そしてお母様は「信じてる」っておっしゃってました。
治っていこうとするお子さんの力強さも。
そして治るために必要な環境を引き寄せる強さも。


今ではそのお母様がお子さんに向ける視線は
「生まれた時から重い病気を持って、なんてかわいそうなんだろう」
ではなくて
「大変な状況でも、それを克服して良い状態に一歩ずつ前進していく力強い子」
そういう視線です。

とても素敵なお母様でした。
私よりもうんと若いお母様だけど、
私よりもずっとずっと精神的に
熟成された素晴らしい方でした。

神様、この親子にどうかたくさんの幸せが
訪れますように。

2017年03月20日

信じる力と引き出す力

お子さんが赤ちゃんの時から大きな病気だと、
親御さんはどうしても、
あれもこれも気になってしまって、
過保護的なかかわりになってしまうかもしれないです。
でも、もしかしたら
それはお子さんの伸びる可能性を
閉ざしてしまうことになるのかも…

先日お目にかかったお母様、
お子さんが赤ちゃんの時に大きな手術を受けて
それからもずっと検査をして過ごしてきたけれど
ごきょうだいの中で、お子さんを特別扱いしないで
育ててきたのだそうです。
「違いがあるとしたら、病院通いの数と薬の内服でしょ」って。
そのおかげなのか、お子さんは
大きな病気があるとは思えないような
明るく、奔放で、
お子さんなりに元気いっぱい
学校生活をエンジョイしていました。

そのお母様は何度もお話の中で、
お子さんのことを「信じているから」って
おっしゃっていました。

こどもの育つ力を信じる
こどもの治る力を信じる
こどもの生きる力を信じる

そして、お母様は病気のお子さんだけでなく
他のお子さんのことも「信じている」って
おっしゃってました。
だからなのかなあ。
すごくしっかりしている。
世間的な年齢としては、まだ幼くても
精神的にはとてもしっかりしている。
人として着実に成長している。

いいですね。
信じるって。
お子さんのいろんな力を
引き出すような気がいたしました。


新しい治療、きっとうまくいく!
家族みんなで一緒に頑張れるね!
そして夏にはきょうだいみんなで
楽しい旅行をしよう。

2017年02月28日

変化する時と手放す勇気

変化してゆく自分は
時に不安定さをもたらして
自分自身、居心地の悪さを覚えるかもしれないけど
でも、それは自分の中で
新しい自分を増やしていくための
生みの苦しみかもしれません。

渦中にいると、そんな風に考える余裕はないけれど
でも、目指す遠くにいる未来の自分が
ほんの少しでも誰かの役に立つことができる
そんな自分に変わっているって想像すると
今の心地良い安定を手放す勇気が
ちょっぴり生まれてくるのかもしれません。

苦しんだ分だけ、その先に待つものは
とても得難いほど大きな宝物になるのだけどね。

先日お目にかかった方のお話から
そのように思いました。

誰かのために役立てるって思えることで…

自分の人生、先が行き詰まったような
行き止まり感に苛まれる時、
誰かのために、って
誰かの役に立てることを
自分の喜びの一つだと思えるようになると
自分の人生に広がりが持てるのかもしれない。

人生は、もちろん
その人のためのものだけど。

先日お目にかかった方のお話から
そのように思いました。

2017年02月27日

道を選べない時に原点に立ち返る

お子さんの病状でいろんな展開が次々起こると
親御さんは頭の中が混乱して、
思考が停止してしまうことがあります。
そういう時、これからどう進んでいきたいのか
医師からいくつかのオプションを提示され、
親御さんに決断を求められても、
まったく考えられないかもしれません。

「あーもう、どうしたらいいんだ!?」って
悩み、答えが出せない時。
そういう時は、
「お子さんにとって、何が一番幸せか?」
その原点に戻ると、進むべき道の決断が
できるのだと思います。

そして親御さんが悩んだ末に、
原点に立ち返って選んだ道は
それがどういう道であったとしても
そのご家族の中で、最善の道なんだと思います。

先日、お目にかかったお母様のお話を伺って
そのように思いました。

新しい治療、きっとうまくいきますように!
お子さんのことも、ママ・パパのことも
みんな応援しているよ!

そして、気持ちがいっぱいいっぱいになったら
またおしゃべりしましょう!

自己評価をとても低く考えて
無力な親だと自己卑下し、
自分に対する自信をなくさないで。
これまでのあなたは内に秘めた自分の
本当の強さと力を
気付く機会に恵まれていなかっただけなのだから。

そして、自分の強さと力に気付いたら
それはぜひお子さんと共に前に進むために
使ってほしいです。
お子さんがもっともっと、幸せになれるように。

2017年02月24日

過去の自分が今の自分を支えてくれる

それまで元気に過ごしてきたお子さんに
起こった突然の病気。
次々行われる治療の中で
ご両親は、翻弄されて、毎日が必死で
自分に対して無力感を感じ、
自分を見失ってしまうかもしれません。
でもそんな時は、思い出してほしい。
これまで生きてきた何年もの月日の中で
今まで自分は、仕事や、様々な家の出来事を通して
いろんな危機を乗り越えてきたはず。
そういうことがあって
今の自分ができているのだから。

それは自分にとっての財産であり
これから始まる新しいお子さんの治療の時も
危機的状況の今の自分を、過去の自分が
いろんな風に支えてくれるのだから。

先日、お目にかかったお父様のお話を伺って
そのように思いました。

あんなにお子さんのこと、愛して慈しむパパなのだから。
そしてパパはその内側にたくさんの強さを秘めて、
たくさんのプレッシャーを糧にして
大きく飛躍されてきた方なのだから。

きっと新しい治療うまくいく!

そして、またパパと一緒にいつもの公園に行こう!

2017年02月23日

テレビの影響

日本のテレビ番組は殺人事件を扱ったドラマがとても多い。
いとも簡単に、何かの展開で人が殺される場面が多用され
その現場捜査をする刑事さんや、科学捜査官や遺体の解剖の法医学者
といった人々が主人公となるサスペンスドラマばかり。
そうしたものがシリーズ化され、多く放映されています。
そういうテレビを親が見ている時
その横で一緒に見ているたこどもたちにとっては
人が殺されることが、あまりに自分たちの生活の中に
日常の延長線上として、普通のこととして
刷り込まれてしまうのかもしれません。
大人は分別があるから、そのドラマを見たからと言って
自分がそんな行動に走るというわけではありません。
でもこどもたちは、まだ思考が幼いゆえに、
大人がはっと息を呑むような残酷な言葉を
ためらいもなく、相手に向かって投げつけてしまう時があります。
テレビで見た場面の真似をして。
死につながるような暴言を軽々しく口にしたり
そして、相手の身体を傷つけようとすることも。
それがまかり間違えば、本当にどんな結果になってしまうかも
考えないままに、やってしまったり……。

そしてこども同士の喧嘩でそうしたことが起こった時
その犠牲になってしまうのは、やはりこどもなのです。
テレビ制作の人も知ってほしい。
そして一度傷つけられたこどもは、今度また
別の形で別のこどもを傷つける
そういう連鎖が起こってしまいます。
そして、その中でそれが「悪い事」だと気付きながらも
幼いがゆえに、その場で勢いのある自分を抑えきれなくて
あとで「そんな自分は本当の自分じゃないのに」と
自分自身が傷つき、自分自身を嫌になって
「もうこんな状況嫌だ、こんな状況終わらせてしまいたい」と
自分の命についてこどもが思うなんて、
あなたは想像できるでしょうか?
自分の人生終わらせたいとまでに
悩んでしまうこどもたちがいることを。

我が子に、もっと幸せを感じて生きてほしいのにと
ハラハラ涙を流しながら語られた親御さん。
その涙には、いくつものいくつもの
苦しみや悲しみがこめられていました。
お話を伺っていて、とってもせつなくなりました。

サスペンスドラマが悪いと言っているわけじゃない。
人の死を隠してと言っているわけじゃない。
テレビがすべての原因だなどと言っているわけじゃない。
そして、見ている方が引いてしまうような
お涙ちょうだいの、命を大事にしましょうみたいな
テレビ番組を作ってほしいなんて
お願いするわけじゃない。
そうではなくて、
もっと、さりげなく、でも真髄をついた番組で
こどもたちの心にも深く浸透していくようなもので
こどもたちが軽々しく「殺す」とかそんなことを口ばしったり
実際、それにつながりかねない行動をとったりしなくなる、
大人もこどもも見終えた後に、なんだかじーんとするような
そんな番組が増えるといいなあ。

2017年02月20日

ラインがつなぐパパ・ママ・赤ちゃんの心

赤ちゃんが生まれてすぐ、
入院が必要なほどの重い病気がわかった時、
入院先の病院側でママかパパが赤ちゃんに付き添うことを
求められることもあるようです。
私が以前勤務していた病院では個室以外とICU以外の大部屋は
面会時間以外の付添はお引き取りいただいていたので
24時間付添を求められる病院のことはよくわからなかったけど
実際そのお話を伺うと、本当に大変。
産後間もないママにとっても、付添生活は本当にきついですね。

そういう時、ママはパパと離れ離れの生活になって
心細さが増しますね。
でもパパも、パパなりに頑張っています。
頑張って仕事をして、経済的な基盤をしっかり支えることで
自分はママと赤ちゃんを支えようと。
そして、心も支えようと頑張っています。
先日お目にかかったお父様は
距離が離れた分、ラインなどを通して
お母様のことを励ましていたそうです。
遠く離れた病院の面会時間に間に合うほど
時間の余裕がなくても
ラインだったら、ちょこっと隙間時間で
いろんな思いを伝えられますものね。

いろんな形があります。
病気の赤ちゃんを支える方法は。


新しい治療きっとうまくいきますように!

2017年02月03日

家で待つ兄弟姉妹は「かわいそうな子」じゃなくて「どんどん成長している子」

お子さんが入院すると、面会に行く親御さんは
家にいるお子さんたち(入院しているお子さんの兄弟姉妹)と
過ごす時間が、どうしても短くなってしまいます。
そうなると、家にいるお子さんに対して
申し訳なさを感じたり、罪悪感を感じたり…

でも、たとえそういう環境であっても
家にいる兄弟姉妹はそれを糧にして
成長していくんだなあって思えるお話を
あるお母様から伺いました。

母親と少しでも離れると泣いていたお兄ちゃんが
だんだん、だんだん成長して
今ではおばあちゃんたちと
一緒にお留守番ができるようになって
ママが面会から帰ってきたら
「ぼく、頑張ったよ」って
教えてくれるんですって。
ママがいないことを
どんな風に頑張ったかって…。

なんだか、その光景を想像したら
じーんといたしました。

お兄ちゃん、頑張ってるね!
お兄ちゃん、偉いぞ!

きっと苦悩する父母の背中を知っていて
お兄ちゃんは自分がどうすれば、
困っている父母の役に立てるのか
お兄ちゃんなりに、考えたんだろうと思います。

そして、またそのお母様の受け止め方も素晴らしい!
お兄ちゃんのその成長ぶりを
「(入院している)○○ちゃんのおかげ」って
思うんですって。

「かわいそう」じゃなくて
「ああ、こんなに成長した」
そんな風に感じられて
「○○ちゃんのせい」じゃなくて
「○○ちゃんのおかげだね」
そう言葉にできる時、
きっと親御さんの心の中では
いろんなことに対する気持ちのベクトルが
良い方向へと向かっているのだと思います。


かわいそうな子、不憫な子、
そういう形容ではなくて
一回り大きく成長した子
そういう風に眼差しを向けるようになると
これから大変なことが続いても
我が子のたくましさに
もっともっと、誇らしい気持ちが
生まれてくると思います。

赤ちゃんの新しい治療、うまくいきますように!
そしてお兄ちゃん、春から新しい生活で
きっと楽しいワクワクする出会いが
いっぱい待ってるよ!

2017年02月01日

道なき場所に、自分で道を切り開いてきた母

あまりにも大変な辛い状況で
もうこんな状況、投げ出してしまいたい…
と思っても
お子さんのことを考えると
そんな風にはできない母。

お子さんへの愛情と責任感から
最大限、あらゆる道をなんとか探って
これまで頑張って来た母。

人間、本当にやる気になったら
自分にはとても乗り越えられない、打破できない
と思う状況であっても
道は開けるものですね。

そのお母様、とってもとっても輝いていました。
そうした過去の様々な苦労を経て、
今のお母様を輝かせていました。

自分がやれるはずの努力は、
最大限、もうこれ以上はできないって思うくらい
やったぞ、っていう達成感。
そこから生まれる凛とした美しさが
そのお母様にはオーラのように漂っていました。

苦労しながらも、全力で自分のことを
守ろうとしてきた母の姿を見て
きっとお子さんは頼もしく、嬉しく
安堵の気持ちを持って過ごすことが出来たと思います。

道は開けるのではなくて
道は開くものなのですね。

きっと新しい治療うまくいく!

これまでのご苦労が、
必ず報われますように…
お部屋を後にしたお母様の背中に
そう祈りました。

2017年01月30日

おたがいさまですからと言えるご両親

普段は威張っているわけでもなく
強がっているわけでもなく、
穏やかな人柄のパパが
土壇場になった時に
思わぬ強さを発揮してくれることがあります。

それはもちろん
病気になったお子さんを守らなくては!
ママを守らなくては!
という責任感から。

そういう時は
たとえママがパパに多くを語らなくても
ママは心の底からパパに感謝しているのです。


あまりに日常からかけ離れた時間の中に
いきなり突入すると
パパもママも自分らしさを見失うけれど
そこで抜け落ちてしまうことを
気付いた方がさりげなくフォローする、
それを「おたがいさまですから」って
これまたさりげなく
笑顔で言えるご夫婦ってすばらしいですね!

そうした日々の積み重ねがあると
お子さんがもっともっと治るために
必要なオーラをご両親自らが放つような
そんな気がいたします。

先日、お目にかかったお母様のお話を伺って
そのように思いました。

元気になって、あたたかくなったら、
パパの肩車で、ママとパパと3人で遊びに行かなくちゃ!

2017年01月27日

感謝を向けることによって治る力を生み出す父

お子さんの病気、
治ってほしいと願う親御さんの気持ちとは裏腹に
悪くなっていく時、
親御さんは気持ちがギスギスしたり
些細なことで気持ちがぶつかったりしがち。
でも、いろんなことに「ありがたい」と
感謝の気持ちを向けるようになると
見えてくるものが違ってきますね。
何気ないものが、
見過ごしていることが
そのすべてが。
そして物事は良い方向へと向かって
道が開けてくるんだなあ。

先日お目にかかったお父様のお話を伺って
そのように思いました。

物事の成り行きに
「そんなの当たり前」と思うのではなくて
「○○○(誰か)のおかげで…」
そう思うだけで、
ふさぎ込む気持ちの中に、光がさしてきますね。

そのお父様の話す言葉には、
一言、一言に何か物事を切り開いていく力が
あるように思いました。

見守ることしかできない…
親御さんはそんな風に自分を無力に思いがちだけど
そうではありません。

いろんなことに対して
良いとこ探しをしようとする親御さんが
お子さんのそばにいることによって
ほんわかした不思議な治癒を促す力が
親御さんからお子さんへ移っていくみたいです。
それはいろんな当たり前に思っていたことを
特別な力へと変えていくという力。

お子さんのことを
「言葉にできないほどかわいい」と
おっしゃっていたお父様。
いっぱいのあたたかい愛情は
これからお子さんの治るモードへのギアチェンジを
もっともっと加速させるよ。

新しい治療、これからきっとうまくいくね!

2017年01月20日

知って、理解を深めて、強くなった父

医師から診断名を聞いた時
今まで聞いたこともないような病名の場合
当惑、不安、否定、いろんな気持ちが交錯すると思います。
先日お目にかかったお父様は
とにかく、自分が「知る」ために
たくさん調べ、その中で理解を深めて
そこで強くなっていかれたそうです。
知らないがゆえに、余計、変な方向に
あれこれ考えてしまうこともありますものね。
インターネットにはいろいろな情報があります。
玉石混合。それが本当に正しいか、正しくないか、
あるいは我が子に当てはまる話かどうか、
そうした見極めが大切です。
情報に振り回されるのも良くないですね。
そこには自分の心のなかで、基本となる軸が必要です。
そのお父様にはそういう軸が一本すっと、
通っていました。

知って、強くなって、
揺らぎのない父になることにより
これから、いろいろな判断の岐路に立った時
自分で納得した選択ができるようになるんだと思います。
こどもの治療を進める時、その選択では
親が判断を求められますものね。

そして、お父様の語る言葉には
「どんなことが起こっても
 これから自分の子を守る!、
「自分の無知から子を不安定にさせない!」
そういう決意がにじみ出ていました。
若いのに、本当に立派だ!
素晴らしいお父様だなあ。

新しい治療
きっとうまくいく!