2014年05月05日

中村芳中 ほのぼの神様

先日訪れた千葉市美術館の「光琳を慕う―中村芳中」展示より
印象深かった絵のご紹介です。

126 中村芳中, 大黒図(寛政十年(1798), 紙本淡彩,一幅, 32.1x54.4cm, 個人蔵)
大黒様が大きな袋の向こう側から、こちらに向かって顔をのぞかせています。
そのあたたかな雰囲気とユーモラスさがあふれ出てくる絵です。

127 中村芳中,川渡布袋図(18〜19世紀, 紙本墨画,一幅, 76.9x23.9cm, 個人蔵)
とってもにこやかな布袋様が頭の上に荷物を抱えて、
左手で着物の裾を持って、両足素足でまさに川をじゃぶじゃぶ渡ろうとしている絵です。
豪快な布袋様。どんな福が入っているのかな。

その絵を掲げていたら、たくさんの福がやってくる…そんな気持ちになる、絵。
そういう絵って、いいですね。
posted by Lana-Peace at 18:18| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸