2014年03月30日

旧古河庭園「しだれ桜と美しい洋館」

しだれ桜と言えば、六義園のしだれ桜が広く知られていますが、
昨日訪れた旧古河庭園のしだれ桜も、美しく見頃を迎えていました。
庭園内のバラ園はまだお花が咲いていないためなのか、
散策されている人の数が少ない分、
旧古河庭園のしだれ桜は、人の波を気にせず、
ゆっくり楽しむことができると思います。

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洋館は関東大震災の際には、約2,000人もの避難者が、
ここでお世話になったのだそうです。
美しさの中にも、しっかりとした頑丈な安全性を伴っていることは
ジョサイア・コンドル氏の設計、素晴らしいですね。
先日「西洋の中の日本の美」で取り上げた
「ザ・ビューティフル― 英国の唯美主義1860-1900」は
三菱一号美術館で開催されたものでしたが
美しい赤煉瓦の建物は、コンドル氏が設計された三菱一号館を復元されたもの。

町の中に美しい建築物があるということは、とても贅沢なことですね。
その建築物があるだけで、その場所の空気が変わってしまうような力を
たくさん秘めているように思います。
posted by Lana-Peace at 17:47| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸