2014年03月15日

散り急ぐ桜 紀友則と金子みすゞ

高校時代、古文の副読本として使った『評解 小倉百人一首<新修版>』
30年ほど経ってしまいましたけど、コンパクトで、美しいページ構成で
古文を学ぶという点でも、文化を学ぶという点でも、
とても良くできている本だと思います。
そしてなんと当時240円です。

さて、いくつもの句の中で、ひときわ忘れ難い句があります。

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ひさかたの 光のどけき 春の日に
         しづ心なく 花のちるらむ    紀 友則

   ≪さくらの花のちるをよめる 古今集・春下≫
    古今六帖・六・花 同六・さくら 異本(第二句「光さやけき」)

引用文献:
三木幸信・中川浩文(1982) 『評解 小倉百人一首<新修版>』
京都書房, p.33
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お花見の長い列の中で、美しさを楽しんでいる方もいれば、
散っていく花に先立ったお子さんの姿が重なって
寂しさがいっぱいのご両親もいらっしゃるかもしれません。

生き急がなければならなかった理由は見つからないけれど、
金子みすゞ女史の「花のたましひ」という詩の中に
ざわついた心が安らぎを見つけられるような
ヒントがあるように思います。

詳しくはこちらに書きました。

先立ったお子さんとご家族のために
光と花
http://www.lana-peace.com/2/2-1-023.html