2014年03月07日

自力で窓辺に移動した麻痺の青年

両親が青年をロッキングチェアに革紐で固定したのは
両親が外出中、留守番をする息子がずり落ちないように…
そう考えた上でのことでした。
その青年は小児麻痺のために体が不自由だったのです。

でも青年は窓から外を見たかった。
窓からはるか遠くに座っていたのだけれど。

そして、本当に、窓にたどり着いたのです。
午後いっぱいかかって。

20世紀の催眠療法家として知られる
アメリカの精神科医 ミルトン・エリクソン先生の実話です。

常識的な考え方の道筋が出来上がってしまった大人に比べて、
子どもの方が遥かに豊かな才能を秘めているのだろうと思います。

「できないかもしれないけど、でも何か方法を考えれば、
 どうにかできるかもしれない…」
そんな風に考えていくと、お子さんにとっても、
ご両親にとっても、楽しさや心の昂揚が得られるようになるでしょう。

そして、それは何もかも病気を理由にして、
諦めていたお子さんにとって、大きな一歩です。
自分自身のことを信頼するきっかけになりますから。


詳しくはこちらに書きました。

病気のお子さんとご家族のために
自力で窓辺に移動した麻痺の青年
http://www.lana-peace.com/1/1-2-027.html