明治、大正、昭和にかけて活躍されたドイツ文学者、
茅野蕭々(しょうしょう)先生と雅子夫人は
大正12(1923)年8月1日、16歳だった長女の晴子さんを亡くされました。
雅子夫人は与謝野晶子、山川登美子と詩歌集『恋衣』(こいごろも)を
出された歌人でもありますが、そのような言葉を極めた方も、
言葉にし尽くせない思いで、心の内はいっぱいでした。
後に寄せた文の中に、お嬢さんのことをご夫妻は、
魂として表現されています。
父蕭々先生は自分の魂の中に娘の魂を生かしきるのだと思い、
母雅子女史は自分の魂が娘の魂をしっかりと抱きしめると思ったのです。
遺されたご両親が先立ったお子さんの魂と共に生きるという思いは、
その後の日々を大切に生きていくための力になるように思います。
詳しくはこちらに書きました。
先立ったお子さんとご家族のために
「魂を抱きしめて、魂を生かしきる」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-021.html
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