そのような気持ちにかられるご両親は、とても多いことと思います。
夢の中でもう一度、かつての日常を取り戻すチャンスがあったら、
どれほど嬉しいことでしょう。
江戸時代の俳人、小西来山(こにし らいざん)は
この「夢」について句に残されました。
浄しゆん童子、早春世をさりしに
春の夢気の違はぬがうらめしい
『続今みや草』より
来山にとって夢は単に再会の場ではなかったようです。
詳細はこちらに書きました。
http://www.lana-peace.com/2/2-2-009.html
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