2023年11月27日

玉露童女追悼集(東京都台東区指定有形文化財)-1,600もの人々の追悼の思いが込められた巻子

これまで鳥取西館新田藩 第五代藩主池田定常(松平冠山)公の
十六女・露姫について取り上げてきました。
今日は第9回目です。

露姫が疱瘡(ほうそう:現在の病名は天然痘)で亡くなったのは
201年前の今日、文政5(1822)年11月27日のことでした。
露姫の死に哀悼の意を表した人々の詩文、和歌、絵画等、
1,600にも上るそれらすべての作品は、
父によって30巻の巻子『玉露童女追悼集』としてまとめられ
浅草寺に奉納され、現代に伝わっています。

今日はその中でいくつか作品を紹介したいと思います。

・「無量寿」の書(阿部正精)
・「白鷺図」と和歌(酒井抱一)

十代のこどもたちが寄せた作品
・朝顔の和歌(六郷政恒)
・女児の花鳥画(恵比子・重子)

人の死を悼む、その思いを故人や遺族に伝える時
文章にするとどこか上滑りして、
心の奥底にある本来の気持ちをうまく伝えきれないことが
多くあります。
そのような場合は、自分が得意な方法で
表現することも良いのだと思います。
そこに一切言葉がなかったとしても、
あるいは僅かな言葉しかなかったとしても、
様々な思いが相手側に伝わり、
そこで相手の心があたためられ、励まされ
長い文章以上の力を発揮するのだと思います。

詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
「玉露童女追悼集(東京都台東区指定有形文化財)」
https://www.lana-peace.com/2/2-4-099.html
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