2021年10月09日

死者を思う気持ちとホタテ貝(青森県上北郡東北町 古屋敷貝塚)

以前、ホタテ貝で顔を覆われて埋葬された
縄文時代晩期の1歳児のお話(北海道・高砂貝塚)

取り上げましたが、
死者とホタテ貝、その意味について調べを進めていくうち、
人々は特別な意味をホタテ貝に
見出したのではないかと思う例がありました。
青森県の古屋敷貝塚から見つかった
縄文時代前期末葉の20歳前後の女性の埋葬例です。
ホタテ貝と共に丁寧に埋葬されていました。
青森県最大の小川原湖は縄文海進によって
当時もっと内陸まで内湾が進み、
その水際で古屋敷貝塚の人々は暮らしていました。
そして海の恵みは古屋敷貝塚の人々の生と死に
深く関わっていたことが発掘調査を通じて
明らかになっています。


詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
「死者を思う気持ちとホタテ貝」
(青森県上北郡東北町 古屋敷貝塚)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-097.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html