2021年07月03日

今のあなたは以前のあなたとは違うから… 決断したい時に過去の苦しい思い出が蘇る時

我が子が重い病気だとわかり、手術や投薬など
いろいろ始まって、
医師から新しい治療を提案された時、
本当は心からそれをやりたい!と思っても
自分は親としてその治療を受けるこどもを支えていけるのか?
これから自分たち家族の生活、どうなっていくんだろう?
まったく自分に自信が持てなくて、
心があっちにこっちに揺れてしまう。
周りからは「すごく一生懸命に頑張ってるなあ」
って思われているのに。

自分でも理由がわからないけれども
なぜだか自分に自信を持てないのは
親自身がこどもの頃に受けた体験が影響していること
実は結構、あるのです。
それはご本人も気付いていないけれど。

過去、理不尽に馬鹿にされたり、
いじめでひどい目に遭ったり、
そういうことが理由で自分に自信を持てない。
あるいは本当の自分を分かってもらう機会がなくて
本当は違うのに、ってすごく苦しかったとか。

大人になってから今、そうした気持ちを
いつも引きずっているわけではないけど
何か大きな決め事とか、大きく何かが変わる時に
自分がすごく親として至らないような気持ちになって
親として決断が求められる時に躊躇する。
自信をなくしたこどもの頃の苦しかった気持ちが
浮上して重なってしまうから。


そういう時に思い出してほしいです。
もう、あなたはあの頃の
弱かったあなたではないということを。
あれからもう何年もの年月が経って、
あなたも十分に変わっている。

もちろんあなたがあなたであることに変わりはないけど
様々な経験があなたを強く変えている。

思い出してほしい。
これからいろいろなことがあっても
そこからどうにかしていく力を
今のあなたは持っていることを。
そしてそういうあなたの頑張りを
ちゃんと周りは知っているということを。

苦しいと思う時ほど、
あなたの素晴らしい真価が発揮される時だということを。

それをお伝えしたいなあって思って。

お子さんきっと元気になりますように。