その恋しい気持ちが親に長い苦悩をもたらします。
それでも、覆せない死という事実に
何か別の角度の視線を向けることによって
親の心に救いが生まれるかもしれません。
今日は『万葉集』の亡き人を偲ぶ挽歌ではなく
思い人へ歌のやり取りを交わす「相聞歌」から
考えていきたいと思います。
大伴家持と大伴坂上大嬢との相聞歌の中に
「後瀬山(のちせやま)」という現在も福井県に実在する山の名前が登場します。
「後瀬」その言葉が希望を育み、力を生み出すことは
男女の恋愛感情だけではなく
我が子との死別後、悲しみ抱える親の心に通じると
大いに感じるところがありました。
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
悲しみで心の中がふさがった時
「親と亡き子を繋ぐ「後瀬」への思い」
http://www.lana-peace.com/2/2-1-066.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html
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