もちろん主治医のことを信頼しているけれど
病状が悪化して一進一退を繰り返すと
心の中がざわざわしてくるものです。
そういう時、思い出すあるお母様の言葉がある。
「良くなるために必要なことだから」
彼女はそうおっしゃっていた。
これまで何度も一進一退、
いや、一退どころかもっともっとかもしれないけれど
それでもこれまでの経験から
「何があっても何とかなる」
そう確信していたのだそうです。
それは祈りにも似た確信。
渦中にいるこどもと家族にとって
いつ一進がくるのかわからない。
でもそこで気持ちをどう立て直していくか。
不安だらけで過ごして家族全体が揺れるのか
少しの不安を残しながらも
きっと大丈夫だって思って信じて親が過ごすか。
それは入院しているきょうだいを
自宅で待つ他のこどもたちにとっても
とても大きな影響を及ぼします。
入院している子も、家にいる子も
みんな大事な子。
「良くなるために必要なことだから」
彼女のその言葉はきっと家族みんなのために必要な言葉なんだなあと
しみじみ思いました。
お子さん少しずつ元気になりますように。
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