2020年11月22日

受け止めたいけど、受け止められない、そう思う時。

我が子が重い病気にかかっていて、新しい治療に取り組む時、
親は次から次へと考えなければいけないことが出てくる。
今のこと、これからのこと、
ちょっと先のこと、すごく先のこと
こどもだけじゃない、家のこと、他の家族のこと
そのすべてを「今この瞬間」に考えて、道をつけておかなくちゃ

彼女の頭の中は常にフル稼働だったのでした。
だけどある時、感情の糸が切れてしまったのでした。
突然プツリと。
「受け止めたいけど、受け止められない」
心の中はいっぱいいっぱいだったのでした。

自分が泣いていたらこどもが心配するから
溢れる涙を一筋も零れ落ちないようにと
急いでハンカチでぬぐい取っていた彼女の姿を見て
心がジーンとしました。


親だって人間だもの。


彼女は辛い時も、そうでない時も
ひとしきり胸の内をご主人に話すと
また気持ちをリセットしてやり直すことを繰り返す。
それをこれまで何度も何度も何年も続けてきたのでした。
とてもとても深い信頼を寄せて。


病気のこどもの親であることを
誰かに変わってもらうわけにはいかないけれど
頑張っている自分のいっぱいいっぱいな気持ちを
一番近くにいる人がわかっていてくれる。
その事実が何よりも彼女に力を授けてくれる。
そう思いました。


お子さん少しずつ元気になりますように。