2020年12月14日

どうしたら「かわいそう」ではなくなるのか?

我が子の病気という事実を変えることなどできないけれど。
その事実がイコール「かわいそう」「気の毒」「不憫」
そうなってしまうことは
どうにもこうにも受け入れ難い。
そこであるお母様は考えたのでした。
「どうしたらかわいそうな人生ではなくなるのか?」

たどり着いた彼女の答えは
お子さんが充実した人生を送ること、だったのでした。

如何ともし難い事実にうちひしがれる時間があれば
今ある能力、今親さえも気付いていない潜んだ能力を
どう引き出して、どう伸ばしていくか。
彼女はそこにフォーカスした。
それは我が子の持っている大切な宝物だから。
それぞれのこどもがそれぞれの能力を持っているのだから。

なんとなく過ぎていく時間が
目的を持った時間に変わることによって
彼女の心の張りまで変わっていきました。
何か流行りの英才教育をしようというのではなく
巷で長く良しとされてきた教育法も
そのまま受け売りでやるのではなくて
自分が「そうだな」って共感できる部分だけを取り入れていく。

こども、そう考えるとか弱い存在に思えるけれど
一人の人間として
こどもの自主性や尊厳を大事にして。

彼女の気持ちを知って心がジーンとしました。
長く苦しい時間は彼女の心を痛め付けたのではなく
自分の心をお手当しながら
いつのまにか彼女を開眼させる、醸成の時間に変わっていった。


健康に生まれていれば、
記憶にも残らないようないくつもの日々の積み重ね、
それが彼女親子にとってはかけがえのない貴重な日々の積み重ね。
多くの試練を乗り越えてきて、つかんできた日々は
本当は今こうしてあり得なかった日々だったかもしれなかったから。

お子さん、どうか一歩一歩、着実に元気になっていきますように。