2020年06月08日

「死後も人々から愛され、幸せを願われた人」(宮城県東松島市・里浜貝塚)

大正7(1918)年、東北帝国大学の松本彦七郎先生、
早坂一郎先生らによって宮城県東松島市の宮戸島の
里浜貝塚で行われた発掘調査に関するお話、
今日はその3回目です。

寺下囲地点から出土した18体の人骨中、
成人と小児が共に埋葬された例が見つかりました。

初老男性と6歳未満前後と考えられる人骨は
二人寄り添い、まるでこどもを安心させるかのように
男性は腕枕をし、こどもの頭に手を添え
永遠の眠りについていました。

同時期に同貝塚から発掘された人骨の
どれよりも多く丹が撒かれていたこの二人、
当時、彼らを弔った里浜の人々の
彼らへのあたたかい思いが溢れています。


詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
「死後も人々から愛され、幸せを願われた人」
(宮城県東松島市・里浜貝塚)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-095.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html