早坂一郎先生らによって宮城県東松島市の宮戸島の
里浜貝塚で行われた発掘調査に関するお話、
今日はその2回目です。
出土したこどもの7号人骨は
頭の下に枕のように石が置かれ、
首飾りと思われる小さな石も見つかりました。
松本先生はそこにアイヌの人々がお墓に収めたガラス玉と
同じ意味が込められているだろうと考えられました。
アイヌの人々が大切にしたガラス玉、
調べてみるとそこには大陸とのつながりも浮かび上がってきます。
縄文時代の里浜の人々が大事にした臼玉と
後世、アイヌの人々が大切にした大陸からのガラス玉、
そこに共通するものは何なのか?
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
「石に癒しの力を期待した親心」
(宮城県東松島市・里浜貝塚)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-094.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html
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