2020年04月08日

Lana-Peace本日7周年 ありがとうございます

2013年4月8日に立ち上げたLana-Peaceの活動ですが
今日で丸7周年となりました。

今年の春は新型コロナウイルス蔓延で
世の中いろいろと落ち着かないですね。
元々持病のあるお子さんの親御さんは
頭の痛いことが増えて大変と思います。
目に見えないものに対する恐怖は
考え始めるときりがない。
どんどん加速して気持ちが塞がる。
そのモードに入ってしまうと
なかなか抜け出せなくて
気持ちはますます落ち込みます。

改善への近道などないけれど
今できることを1つずつ。
手指・気道の清潔を保つ、
しっかり食べる、十分休息をとる。
そしてこどもにはできないけれど
大人ができる「最大」の功績は何か?
それは「煙草を吸わない」だと思います。
どうかどうか禁煙してほしいです。
吸っている本人だけでなく
副流煙で生じる周りの人の健康障害、
それはもう旧知の事実であるけれど
電子タバコならいいだろう、などと
思わないでほしいです。

先月のCNNニュースによると
カリフォルニア大学サンフランシスコ校
たばこ管理研究・教育センターのグランツ教授は
電子たばこが鼻腔の免疫機能悪化へ影響することを
電話インタビューで語ったそうです。
https://www.cnn.co.jp/usa/35151150.html
鼻腔と言えば、外界と人体(呼吸器)との最前線の部位ですね。
そこがうまく仕事をしてくれなければ
その先の気管支、肺は戦々恐々です。

そして同じく先月、アメリカ国立衛生研究所(NIH)等と複数施設との
研究により、新型コロナウイルスはエアロゾル状態で
3時間生存であることが発表されています。
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/new-coronavirus-stable-hours-surfaces

電子タバコはエアロゾルを発生させて吸引させます。
こちらは日本の映像、
http://www.tobacco-control.jp/iQOS_170518.m4v
電子タバコの呼気がどのように拡散するのかを見て
愕然としました。

日本呼吸器学会も電子タバコを吸った人の
呼気に含まれるエアロゾルの危険性について述べています。
https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/photos/hikanetsu_kenkai.pdf

エアロゾルは通常私たちの目には見えないものなのです。
新型コロナウイルスがこんな風に拡散していたら。。。
禁煙を懇願する意味が伝わると思います。
どんなに手指の消毒をして、マスクしても
その努力を打ち消してしまいます。
看護学校1年生だった頃、医学部の解剖実習に見学に行かせてもらい
そこで容器の中に無造作に入っていたある物体が
とても強烈で奇妙で気味が悪くて一体何だろうと尋ねたら
医師は「タバコ吸っていた人の肺だよ」と教えてくれました。
一生忘れられない。悲しい有り様の物体でした。
献体され、解剖されたあの遺体の方は
身をもって私に恐ろしさを教えてくれた。
あれからもう30数年の月日が経った今も
あの衝撃、あの映像、今も鮮明に覚えています。
だから私はタバコは吸わない。

どうか、禁煙始めてほしいです。
無垢なこどもの肺が新型コロナウイルスによって
攻撃を受けないように。
大人は自分で自分を守れるけれど
こどもは、小さなこどもは
自分で守るすべを知らないのですから。。。


大人のできることは何なのか。
それがこどもの明日を作ることになります。
もちろんこどもだけでなく
あなたにとって大切な誰かを、
そしてあなた自身の命も守ることになる。

さて。新型コロナウイルスのお話はこの辺で。


お会いすることができて、様々な導きをくださった方、
ブログ、ホームページを読んでくださっている方、
メールをくださった方、
皆様、ありがとうございます。


これからも、病気のこどもとそのご家族
お空に帰ったこどもとそのご家族のために
自分ができることを地道に続けていこうと思います。