いろいろ情報を探し始めた時に
なぜか悪いことは容易にいくらでも出てくる。
そしてそれらの事柄に自分の心がとても揺さぶられて
ますます追い詰められていく。
それが我が子の病気のことであると
親としていてもたってもいられない気持ちになる。
あるお父様がおっしゃっていました。
だからこそ、自分の中で確信が得られるものだけを選択して、
記憶の中に「いい面」を強くインプットするようにされたことを。
今の時代、ネットですぐに世界中の情報にアクセスできて
中にはそれが正しいのか不適切であるのか
判断がつかないようなものもあります。
彼は専門的な話についてちゃんと医師から話を聞き
定かではない情報からは距離を置くようにしたのだそうです。
それって自分でとれる最も大切な策の一つと思います。
そしてとにかく医師への信頼を強めていったそうです。
どんなに自分がこどものことを愛していたとしても
直接治療の手段を講じることができるのは医師だから
信頼できる人に任せよう。
そう委ねる心のやりとりが
彼の心の中に安心をもたらすようになっていったそうです。
彼の取った行動は闇から光を生み出すことに
等しい話と思います。
きっと奥様もお子さんも
揺れる日々の中で変化していく夫、父の存在が
どんなに心強かったことだろう。
人間の心は厄介であるけれども
人間の心は実に力強い一面を持つ。
彼のお話を伺ってしみじみそのように思いました。
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