2020年03月25日

弱点を自分の強みに変えていった父

自分と他人を比べて
「自分はなんて心の弱い人間なんだろう」と落ち込む日々。
人の強さ、弱さって
何をもって判断するのでしょうか?
そして強いから良い、弱いからダメ、
なんとなくそういうモードに流される時って
ありませんか?

あるお父様は自分の心がぶれてしまうことを
自分の弱さだと感じていた。
そしてそういう自分を周りに悟られてはいけないと思っていた。
でも。。。
ある方がおっしゃったのだそうです。
そういう弱さを含めてそれが彼自身なのだと。
弱さがあるからダメだとか、認めないとか
そんなことではなくて
弱さを含めて、丸ごと彼として認めてくれるのだと。

その言葉でお父様は気持ちがすっと落ち着いたのでした。
そして思わぬところでその変化が頭角を発揮してきました。
彼のお子さんが難病だと診断され、
そこから山あり谷ありの時間を過ごしてきた時
心許なく「ぶれる」のではなく
山も谷も我が子に起こっている事実の一部として
親として向かい合うための心の柔軟なかわし方へと
応用されていったのです。

本人が「ぶれる」とネガティブに思っていたことは
見方を変えれば実は
一筋縄ではいかない状況に適応する能力に
長けているということなのだと私は思います。
それは難局に対して打たれ強くなった、
ということでもあります。
嬉しい事実も悲しい事実も
全部含めて我が子のことだと
引き受ける強さなのだと思います。

何も事情を知らない人はきっと
彼は何か答えを得るために
随分回り道してきたように感じるかもしれないけれど
でも彼はすごく実りのある回り道をしてきたんだなあって思いました。
自分で弱点と思っていたことを
自分の強みへと変えていったのだから。

そう変えていった彼もすごいけれど
弱さをひっくるめてそれが彼だと
新しい視点を授けてくれたその人もすごいなあって思う。

お子さんきっと元気になりますように。