2020年02月15日

早世したこどもたちの命をいつまでも慈しむ場所 ―御子様御廟(宮城県仙台市経ヶ峯)

宮城県仙台市の瑞鳳殿は
初代仙台藩主伊達政宗公の霊廟として広く知られた場所ですが、
この伊達家墓所のある経ヶ峯の中腹に
五代藩主吉村以降、早世した藩主の子らが葬られた
「御子様御廟」がありました。
昨夏、仙台を訪れた時、
経ヶ峯に行ってその存在を初めて知りました。
22名の公子と側室・尼等6名が葬られ、
献納された石灯籠は84基にも及びます。
紫陽花の咲く杉木立の間を通って訪れてみると
とても神聖な空気が漂っていました。

御子様御廟を開いた五代藩主吉村について
調べてみると、実に素晴らしい人物でした。
百数十年にも渡り大切に営まれてきた御廟、
中には生まれたその日に亡くなった子も葬られています。
早世した子らの死を悼む
大切な思いが引き継がれてきた場所です。

昨夏はまったく前知識もなく訪れてしまったけれど
次回仙台を訪れる機会があれば
是非もう一度行きたい場所です。


詳しくはこちらに書きました。


Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
御子様御廟(公子公女御廟)
(宮城県仙台市 経ヶ峯)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-092.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html