わざわざ、ポジティブに考える必要なんて
ないじゃないか、と思う人もいます。
いつもいつもポジティブでいるのは疲れるよ、
と思う人も。
では、どうして人はポジティブになろうとするのか?
先日読んだ本『鬱屈精神科医、占いにすがる』
「え?」っと、どっきりするようなこのタイトル。
精神科医で文筆活動もされている春日武彦先生の本です。
ここに書かれていた文章の中に
気負うこともなくすごく自然体で
そうなのかあと素直に思えるところがありました。
占い師の所にでかけていった春日先生と
占い師とのやり取りの中に出てくる言葉です。
精神科医も占いに頼りたくなる時も
あるのかしら?
謎だけど、でも精神科医だって1人の人間だものね。
客として向かい合う春日先生に占い師は
悩む患者にあなただったら医者として
どういう言葉をかけるか?と問いかけ
春日先生はこんな風に答えたのでした。
「(略)ポジティブに考えるというのは、
都合の良いことだけを考えるお気楽モードなのじゃなくて、
思考や行動を望ましい方向へと<馴染ませる>手立てなんです。
馴染んだ方向へ、人は自然に進んでいきますからね(略)」
引用文献:
春日武彦(2015)『鬱屈精神科医、占いにすがる』太田出版, p.43
馴染んだ方向へ人は進む。
シンプルなこの言葉は
万人の心に届くなあって思いました。
思考や行動を無理やり強制するのではなくて
「馴染ませる」
ああ、とっても名言。
そういう肩ひじ張らない
ちょっと力を抜いたスタンスが
ポジティブな思考や受け止めが
自然にできるようになる秘訣なんだなって
妙にストンと落ちました。
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