2020年01月25日

こどもを守り続けた松菊里式甕棺・管玉(韓国・松菊里遺跡)

こちらで昨夏、宮城県東松島市の奥松島縄文村歴史資料館で見た
3000年前の赤ちゃんを葬った里浜貝塚の深鉢型土器を取り上げましたが
昨秋、訪れた韓国の国立扶余博物館に展示されていた
韓国・青銅器時代の松菊里式甕棺は
里浜貝塚の土器の底と非常に似通っており
底部中央に大きな穴が開けられていました。
当時の死後の世界観が映し出されているようです。

甕棺からはヒスイの管玉が見つかっています。
こちらで紹介したように
北海道 高砂遺跡で8歳のこどもが埋葬されていた土坑墓からも
ヒスイの管玉が見つかっていました。


海を越え、時代を超えても
こどもの弔いの根底に流れる思想は
非常に似通っているのだと改めて思いました。


詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考える死生観とグリーフケア
「こどもを守り続けた松菊里式甕棺・管玉」
(韓国 忠清南道 扶余郡・松菊里遺跡)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-091.html
http://www.lana-peace.com/2/index.html