2020年01月25日

医師の説明時、不安な心を埋めていくには ―ある父親の話

我が子が難病だと診断され、治療を受けていく中
親の心の中は不安が募る一方です。
医師から説明を受ける時、
必ずしも希望に満ちた話ばかりではなくて
起こってほしくない状況やリスクなど
思わず尻込みしてしまうような話も
聞かなければならない。

焦っても仕方ないと思いつつ、
ほんの少しでもいいから、
何か明るい兆しが見えてほしい。

そんな状況の折、ある難病のお子さんのお父様は
医師の話を聞きながら、
心の中の不安の隙間を埋めていったのだそうです。
医師の話を丹念に心に刻みながら、理解しながら
これまでその医師がどういう治療経験を積み重ねてきて
その中でどう考えてきて、
だからこそ今我が子に
今、こういう治療をしようと選択するのだなあと
思いを巡らすのだそうです。
難病だからこそ症例数、経験数が限られている。
その医師の過去の治療経験に敬意を払うことは
医師への信頼感へつながっていったのでした。
彼のその話を伺って心がジーンとしました。

医師の話を聞いている時にそんな心の余裕などない、
そう思う人ももちろんいらっしゃるでしょう。
不安が更に不安を呼ぶ。
それは人間の自然な心の行方です。
それでも、その流れに翻弄され続けていくことは
彼だけでなく彼のお子さん、家族に
良い影響を与えることはない。
だからこそ彼は自分の中で
不安の連鎖をできるだけ断ち切っていこうとしたのでした。
そして新しく信頼を生み出していく。
それは父として自分が能動的にできる
こどもへのとても大きな役目であるから。

困難、苦境の中で
新しい自分の在り方を見つけていく人もいる。

また若い父親から大事なことを1つ教えてもらった。
お子さん、これから始まる治療で
きっと元気になりますように。