2019年09月17日

山本達彦氏 MANDALA LIVE 2019“Live en Quatre Saisons・Automne”(2019/9/14)

先週末、東京・南青山で開催された山本達彦さんの171回目の
マンダラライブに行ってきました。

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白い上下のスーツに黒のシャツで登場された山本さんは
ここのところ少し夏風邪をひかれたようで
ライブ最初には咳を気にされていましたが
甘い歌声はいつもより一層甘くて
のびやかで、とても素敵でした。

今回ソロでピアノ、ギターとボーカルのパフォーマンス。
演奏された19曲はメローな曲調だったせいもあるのか
「美しい日本語」だなあってしみじみ感じるものばかり。
美しいピアノやギターの旋律とともに
山本さんの歌声によって一曲一曲、異なる歌の
世界観がふわーっと広がって。
会場内の空気がすごく澄んだきれいな波動で充たされた感じでした。

山本さんは歌詞の内容は
自分に重なるところもあれば
まったくそうでないところもあって
若い頃はそこに壁を感じる時もあったようですが
自分とは違う人の生きざまを歌ううちに
自分の人生に他者の人生を体内にいれて
音楽人生を歩んでこられたとお話されていました。
最近、やっと自分が無理せず歌えるようになったのかな、と。
そのせいかもしれないけれど
山本さんの歌は原曲よりもずっとずっと
今の方が良いなあって思います。

山本さんは今年の夏は蝉の声が例年より少ないと感じたそうです。
「蝉が元気ないとこっちもショボンとする・・・」と。
そんなかわいい表現も自然と口につく山本さんは
高校生の頃、過ぎ行く夏にセンチメンタルな感覚が湧いていたそうです。
今も窓を開けて今の季節耳に触れる虫の音に
「夏はもう終わったんだな」って感じる時
当時の宴が終わる時のような切ない感覚が
蘇るのだそうです。
四季のある日本、
夏と秋の季節の変わり目で
まだ夏に惹かれるところがあったり
そんな揺らぎのある感覚が
日本で良かったなあって思われるのだとか。

そういう山本さんの感性が今回のライブの
「美しい日本語」であり
その日本語が織り成す歌の世界に
につながっているような気がしました。

そして映画「桜の季節」で一緒にお仕事をされた
高尾奏之介さんのこともお話されていました。
40歳ほど年の離れた若手の音楽家の
素晴らしい才能を素直に認めて
自分を高める交流につなげていけるって
すごいことだなあと思いました。

今回はしみじみと染み渡るように響く歌がとても多かった。
山本さんのおかげで
またとっても良い時間が過ごせました。

いつまでも心と体を大切に
いきいきと活動してほしいなあって思いました。
posted by Lana-Peace at 01:07| アート / 歴史 音楽