先週、小田和正さんの仙台で行われたコンサート
『KAZUMASA ODA TOUR2019「ENCORE!! ENCORE!!」』に行ってきました。
小田さんが協力されている「東北さくらライブプロジェクト」
ブースが出されていましたので、寸志を募金。
会場内自販機の上には小田さんの2008年当時のサインが
飾られていました。
小田さんは昨年の函館のコンサートの時より、
一層お元気そうで、嬉しかった。
そして仙台の会場、宮城セキスイハイムスーパーアリーナは
今迄行った大きな会場の中でも
かなり音が良かったなあという印象です。
小田さんは声の伸びも、感動ものの美しさでした。
そしてどこか小田さんは楽しそうでした。
そういえば昨年の「クリスマスの約束」の代わりに
今年の春放映された「風のようにうたが流れていた」で
出演された矢野顕子さんがリハーサルの際
みなさんが練習するスタジオ内は加湿器だらけで
まるで梅雨のように湿度が高いとおっしゃっていたけど、
きっと普段からいろいろ喉には注意されているのだろうなあ。
3時間、31曲最初から最後まで実に素晴らしい歌声だった。
今回とっても嬉しかったのは「緑の丘」を歌われたこと。
こちら小田さんが東北大出身ということで
東北大学総長里見進氏(当時)が依頼して
校友歌が実現したというもの。
「緑の丘」作詞・作曲:小田和正
アコースティックギター1本の伴奏で1番だけ歌われたけども
しーんとした会場にしみじみ響き渡るその歌は
ほんとにいい歌だなあと。。。
コンサート終了後、CD販売のブースに行ってみたら
「一般で販売していなくて、東北大学に寄付した人のお礼として
出されているものみたいです」と言われ
東北大の生協と言ってもたくさんある。
どこがいい?
うーん、わからないから
「なだらかな 坂道を上れば 川内〜」
イントロがそう始まるのでコンサート翌日、
行ってみたのは川内キャンパス 川内厚生会館。
ということでやっと手に入れることができました!
「緑の丘」460円也。
この金額の中のわずかな額でも
この金額の中のわずかな額でも
東北大学の学生さんたちのために役立てるといいなとか思って。
CDには小田さんの歌声がピアノソロの伴奏と共に入っていました。
小田さんのあたたかい低音が染み渡るような名曲。
小田さんの母校や仙台に対する愛が伝わってくるような歌でした。
そして東北大混声合唱団の歌声と
東北大出身の榊原光裕氏によるピアノ演奏も入っています。
同じ曲だけど異なるアレンジはまた随分表情が変わります。
そして最後に「緑の丘 Instrumental」と書かれたピアノ演奏。
どなたの演奏かしら?
音楽ファイルのプロパティをパソコンで見てみたら
参加アーティストの欄に「小田和正」とありました。
東北大の合唱団、榊原さんのバージョンのところにもそれぞれ
参加アーティストの欄に各名称が記されているから、
4番目のInstrumentalはやっぱり小田さんの演奏なのでは?
でも、どうしてそう書かないのかしら?
小田さんの伴奏で歌えるって、すごいことなんですけど・・・。
さて「緑の丘」には「立ち並ぶ白い教室」と歌詞に出てくるけれど
ここに見えるのは厚生会館向かいの講義棟。
小田さんの工学部建築学科とは違うけれど
何かこう雰囲気があるので「白い教室」ってことで撮ってみました。
今の校舎は当時の面影を残すところはないようで
「とても寂しいけど 時の流れとはそういうことであります。」
小田さんはそう訥々と語っていました。
小田さんのこれまでの楽曲の中には
「緑」がかなり登場するけれど
東北大学のキャンパスの中を歩いてみて合点がいきました。
非常に緑が豊かな場所なのです!
たとえばさきほどの厚生会館から図書館へ進む道
こんなに緑がいっぱいです。
仙台城址の伊達政宗公騎馬像近くから眺めてみると
東北大の校舎一部が緑の中から垣間見える感じ。
「広瀬川から幾重にもかさなる緑の丘」
その歌詞が出てきますが
同じく仙台城址から見ると
瑞鳳殿のある高台が広瀬川に面するところは
こんな地層がむき出しになっています。
バスから見た広瀬川はこんな感じ。
さて、こちらCDジャケット裏面の美しい絵は
仙台市内の定禅寺通りです。
小田さんのサインが右下に記されています。
実に素敵な雰囲気の小田画伯の絵ですなー。
この絵を手に入れるだけでも価値あり。
バスの中から眺めた定禅寺通りはこんな感じ。
そして小田さんの絵の中に出てくる緑の大きな車、
きっとこの仙台市バスなのだろうなあ。
何やら人だかり。
なんとちょうど小田さんたちがお帰りになるところ。
遠くて暗くて表情ははっきりしなかったけれど
白いTシャツの小田さんは右手を元気に高く上げて
挨拶されて車に乗り込まれました。
何度もコンサートに行ったけど
小田さんのお帰りになるところに出くわしたのは
初めてだったなあ。感激。感激。
小田さん今日はどうもありがとうございました。
いつまでもお元気で。
そう呟いて。
コンサート最後に小田さんは「僕等の気持ちです。」
そうおっしゃって
「また会える日まで」をみなさんで歌われた後に
「会いに来る」をもう1回歌ってくれたのは
小田さんにとって縁の深い仙台だからなのか・・・?
名残惜しかったなあ。
若き日の時間と、年を重ねた時間が
うまく融合して醸成して、
今の小田さんにつながっているんだなあと
しみじみ感じたコンサート。
忘れられない誕生日プレゼントになりました。
小田さんが4年間過ごした仙台の風景。
小田さんの原風景にもちょっと触れられて嬉しかった。
これからも身体と心を大事に
小田さんの求める音楽を追求してほしいなあって思いました。
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