2019年07月02日

山本達彦氏 MANDALA LIVE 2019“Live en Quatre Saisons・Été”(2019/6/29)

先週末、東京・南青山で開催された山本達彦さんの169回目の
マンダラライブに行ってきました。

今回はずっと聞きたかった「麗夢」の
アコースティックギターバージョンを演奏してくださったり
ベースの戸川智章さんとの息もピッタリで
「Imitation tale」で時折トモさんの右手から一瞬繰り出される
パーカッション的な音、何だかとてもスパイス的で良かったです。

山本さんはトークの中で
「努力しているけれども
その努力がそれほど報われていないところがある」
みたいなお話をお母様が占い師から聞かれたことがある
という話をされていましたが
いやーそんなことはちっともない、ない。
美しい歌声、ピアノとギターの音色は
いつ聞いても魅了されるし。
本当はほとんどゼロに近いところから始まった、と語る
ピアノもその演奏は聞き惚れるほどだし。
オリジナルの曲は同じものでもアレンジを随分変えて
違った色合いの作品にして新鮮な味わいもあるし
ライブのたびに更新される洋楽のレパートリーは
毎回感嘆ものだし。
素晴らしいパフォーマンスを毎回高めて発表するには
人には知られない努力があるんだなあって
改めて感じるものでした。

さて今回は作詞家の吉元由美さんが登場して
舞台の上で山本さんとトーク。
初めて拝見したけど、吉元さんとっても美しいわあ。
なかには写真と本人が随分違うという方もいますが
ステージ上での吉元さんも素敵だったし、
帰りに偶然、外苑前の駅の階段の至近距離でお見かけした吉元さんも
ホントに美しかった。
言葉を紡ぎ出して世界を作り出す方って
何か独特のたたずまいと美しさがある。。。

さて吉元さん登場の前に山本さんが歌ったのは
吉元さんが作詞された「永遠のドア」「colors of life」
最近、山本さんの親族の方が他界され、
改めて命を考えるようになったということで「永遠のドア」を選曲され
人生の時間や思いを歌ったもので、詩、曲共に
自分でとてもお好きだということで
「colors of life」を歌われました。

山本さんのギターとトモさんのベースで繰り出されるその歌は
なんだかとってもしみじみと染み渡る。

さて吉元さんは今年作詞家生活35年だそうで
「私の表現したい世界観を表せるアーティストは山本達彦さん」と
仰っていました。
山本さんは「リップサービスだ」と照れていましたが
ホントに吉元さんの言葉の世界が
山本さんのメロディーで素敵な空間に仕上がっていくから
その通りだなあって思いました。

吉元さんは執筆された『エレガントな終活』という新刊の話題に触れ
映画は最後のクライマックスの部分で盛り上がることを例に挙げ
「限りがあるからこそ、やれることもある。
これから新しい扉をもっと開いていくんじゃないか?
今から盛り上がる年代ではないか?」
と仰っていました。
なるほどー。
さすが吉元さん。

そして山本さんは幼稚園に入った頃くらいから
「生まれた瞬間から死に向かって歩いている」と意識することが
あったというエピソードを披露され、驚き!
山本さん曰く、最初は悲しいことだったけど、
理解して深く入り、それ(人は死に向かって歩く)が
当たり前のことになったのだそうです。

そして怖さについても語られ
人は「わからないから怖い」けれど
「わかってくると怖くない」とも語っていらっしゃいました。
わかる、その深さがきっと普通の人とは山本さんは違うんだろうなあ。

山本さんは
「自分の眠っている能力があるような気がする」と語られ
「やっていないからのびしろが相当ある」とも。
「気付くって人間だけに与えられた特権だと思う」
御年65歳の山本さんが、新しい何かの才能をどんな風に伸ばされるのか
とっても楽しみです。

「生き方も音楽も、要るもの、要らないものを
絞り込むようになったから純度が高くなる」とも仰っていました。

山本さんは
「新しい自分の青い風、緑の風が吹いている気もして
そういうチャンスに作っておかなくちゃ」
「自分の作品を残していくっていうのが終活かなとも思う。」
そんな風に語って、今回吉元さん作詞、山本さん作曲の
新曲「時の渚」を歌われました。
名曲だなあ。
スローテンポの新曲はまるで映画のエンディングのようでした。


今回は忘れたくない山本語録がたくさんで、覚えきれないほど。
ライブの後、小雨の中、笑顔の山本さんに握手してもらって
とびきり素敵なエネルギーをチャージしてもらった気分でした!

これからも山本さんの望むような活躍ができますように。

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posted by Lana-Peace at 00:18| アート / 歴史 音楽