2018年11月24日

うちに生まれて幸せだねー!の理由  ―難病と診断された赤ちゃんの両親

赤ちゃんが誕生して「この子はうちに生まれて幸せだねー!」
そう両親から言われる赤ちゃん。
「うちに生まれて」
その理由はいろいろな理由がありますね。
それぞれの家庭で。

だけど、そのおうちで両親がそうおっしゃったのは
両親二人ともが同じ感性を持っている、という理由でした。

赤ちゃんは生まれて早い時期に「難病」と診断されていました。
でも両親はそこで悲観しなかったそうです。
これから生きていけるんだろうか、
ちゃんと成長できるんだろうか、
将来はどうなるんだろう・・・。
だけど、心配したところでなあって、思ったんですって。
そこから何も良いことが生まれるわけではないって。

かわいそうって考えても、生まれる前に時間を戻せるわけではない。
「あの時、ああだったら・・・」とか
「もし、ああであれば・・・」とか。
そう思っても、どうしようもない。
そこにとらわれて、とどまることがすごく嫌だって思ったそうです。

そして、今、ここで頑張らなくちゃと思ったんですって。
その今、はまさにお話をしていた今、のことじゃなくて
毎日、毎日続く「今」という瞬間のこと。
いつもいつも、今がスタート地点なのだから、
そこから進めばいいんだって。
毎日、毎時、毎分、仕切り直しってことですね。
そして何か起きたら、
次どうするか考えればいいんだって。


我が子に「かわいそう」って不憫に思う眼差しを向けたら
頑張っている我が子に失礼だ、と思うのだそうです。
だから頑張る我が子に
ますます「頑張れよー」って思うんですって。
もちろん頑張る我が子に「頑張りが足りないぞ」って
厳しい目を向けているのではないですよ。
頑張っている、その状態をあたたかい眼差しで賛同し、
見守っているという意味です。

そのお話を伺いながら、とても心がジーンとしました。


ご両親は二人とも、同じ感性。
「かわいそう」って思わない。
大変な治療を受けている最中であっても
それは我が子が頑張っている証。

そう二人の親が考えるおうちに生まれて来たから
我が子は幸せだよねって夫婦二人でお話していたそうです。


これからどういうことがあっても
きっとそのたび赤ちゃんとご両親は
一緒に前向きに頑張っていけるね。
赤ちゃんはすごく心強いだろうなあ。

多くの人が絶望を感じてうちひしがれる時、
ご両親はその中でも何か希望を見出す力が
非常に優れている方なんだと思います。

新しく始まる治療、きっとうまくいく!
おうちで待ってる、小さなお姉ちゃんも
あなたの帰りを楽しみに待っているよ。