2018年10月15日

耳の不自由な人が耳の聞こえる人と通話できる「手話フォン」

韓国仁川空港を訪れた時、耳の不自由な人が
スマホで相手の顔が見えるビデオ通話をしていました。
静かだけど、とっても楽しそうな手話でした。
こっちまで嬉しくなるくらい楽しそうでした。
すごく便利になった時代です。
でも、残念ながら電話の相手は
手話が理解できる人に限定されてしまいます。

さて、成田空港 第1ターミナル 中央ビル本館 1階
エスカレーターそばに、耳の不自由な方が
公衆電話をかけられるサービス「手話フォン」がありました。

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相手が手話ができなくても通話ができます!
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1)電話番号を押して最後に緑の受話器のマークを押す
2)手話がはっきり見えるように画面の位置を調整して
3)オペレーターと通話を始めます

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手話でお話した内容は、通訳するオペレーターを介して
相手先の電話、お店やホテル、会社といった
手話のできない人、ビデオ通話対応ではないところへ
電話連絡が取れるという仕組みです。

日本財団電話リレーサービスモデルプロジェクトの一環で
設置されているというこの手話フォン。利用無料です。

残念ながら緊急通報110とか119は利用できなくて
海外への通話もできないけれど
すごく便利ですね。

カメラは立って使う方、車いすのまま話をしたい方、
両方対応です。
立って使う方も身長に合わせて高・低が選べます。
仕切られたボックスの上半分はドアで目隠しされているので
リラックスして話ができます。

年中無休で 8:00-21:00
日本の手話のみ対応可です。

手話フォンのそばには海外旅行で使い終わった外貨を
自分の日本のICカードなどに日本円としてチャージできる
ポケットチェンジもありました。
画面に操作方法が書いてあるので
初めての利用でも楽々です。

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