2018年06月29日

医療に対して信頼を寄せる時

突然、お子さんが具合が悪くなり
それまでの生活の中ではまったく縁のなかった
医療の世界の中に足を踏み込んだ時、
親の立場で迫られる決断事がたくさん出てくると
それだけでもう親御さんは圧倒されてしまうかもしれません。
事の重大さに押し潰されそうな時、
親の自分の方がそのような状況から
逃げ出したくなると思うかもしれません。

そういう時どうすれば良いのでしょう?

あるお母様は医師と信頼を築くようにしたそうです。
もちろん初めて会う人ばかり。
複数の医師から話を聞く時、
A医師、B医師、C医師、D医師……
それぞれの話を理解しようとする時、
その医師の醸し出す雰囲気によって
自分の理解がかなり左右されることもあるかもしれません。
圧倒されるというか、流されてしまうというか。
そのために話の内容を理解した「つもり」でも
きちんと理解しないまま終わってしまう、
そういうことだってあるのです。
そこで彼女が大事にしたのは信頼でした。
「この医師に自分は信頼を寄せることができる」
そう思うと、話の理解を進めていくことができるのでした。
「我が子だったら、あなたはどういう選択をするのか?」
あえて医師にそう尋ねるのだそうです。
そこで「他人事」ではなく我が家の一大事として考えて、
一人の人間としての個人の意見を真剣に答えてくれる
医師の話を彼女はきちんと聞くのだそうです。
それは更にその医師への信頼を増すことにつながるわけですが。

お子さんと家族がポーンと病気の世界に放り込まれた
そんな風に捉えてしまうと
あまりに孤独で、あまりに不幸に思えてやりきれないですが
そういう病気の世界に、その道のプロとして頑張ってきた医師が
一緒に頑張ってくれるという発想を持てることは
自分の心をより広く開放できることにつながるのだと思います。