2018年06月25日

2000年前の6歳の少女の死出の旅を彩った金の葬送用マスク(国立サウジアラビア博物館所蔵)

先々月、国立東京博物館で開催されていた
『アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝』を見に行きました。
そこには金のマスクと美しい宝飾品があったのですが
それらは6歳前後で亡くなった少女の副葬品として
サウジアラビアのテル・アッザーイルで出土したと知りました。

当日はこの展示品に関して1枚パネル解説があったのですが、
情報が少なかったのでいろいろ調べてみました。
するとその中で2010年に開催されたパリの
ルーブル博物館特別展冊子『Roads of Arabia』に
Claire Reeler氏とNabiel Al-Shaikh氏が寄稿されていた
「THE TOMB OF THAJ」の章にこのマスクに関したことが
詳しく記されていたので、
今日はそちらも参照しながら、ご紹介したいと思います。

※2010年ルーブル美術館特別展カタログ
『Roads of Arabia: Archaeology and History of the Kingdom of Saudi Arabia』
参考章 Claire Reeler, Nabiel Al-Shaikh「THE TOMB OF THAJ」(2010) , pp.392-397



2000年前の親心がひしひしと伝わってくる
金のマスクと宝飾品の数々です。

詳しくはこちらに書きました。


Lana-Peaceエッセイ
アート・歴史から考えるグリーフケア
「金の葬送用マスク」
(国立サウジアラビア博物館所蔵)
http://www.lana-peace.com/2/2-4-053.html