2018年06月23日

「お子さんは何人ですか?」 その問いに戸惑う時

あるお母様とのお話の中で
「そうなのか……」と思ったことがありました。

お子さんが亡くなった後、新しく出会った人に
お互いを知るという意味で
話の流れの中で「お子さんは何人ですか?」って
尋ねられることありますね。
でもそういう時、これからつかず離れずといった距離感で
ある期間(例えば学校のPTA活動とか)
お付き合いが必要な人との間では
どう答えるべきなのか?

これまでお子さんが2人で、例えば下のお子さんが
病気で亡くなってしまった時、
「うちは1人です」と答えるか。
「うちは2人です」と答えるか。

お子さんが亡くなったこと、病気だったことを
全く知らない人に、そういう話を深く詮索されたくない、
そう思う気持ちは当然のことだろうと思います。
なぜなら相手の不用意な言葉に
心が深く傷つくことがあるから。
たとえ慰めの言葉をかけられても
それがストレートに心に優しく染み入るわけではないから。

だから彼女は初めから「1人です」と言う時もあるのだそうです。
そしてその時、亡くなったお子さんに
ごめんね、って心の中で手を合わせるのだそうです。

自分のこれまでたどってきた時間を話して
そこで何か心が通い合うものを感じられる、
そう思える人だったら、2人って言えば良いのだと思います。
でも辛い気持ちを掘り起こされて、
自分でもその後不安定なままになってしまいそうだったら
1人って言えば良いのだと思います。

100歳も過ぎたようなお年で天寿を全うされた方の死は
「大往生でしたね」そういう会話が続きます。
でもこどもの死、それは周りの人にとっても
何と言葉を続けて良いのかわからなくなる……
それが大半なのだと思います。
何か伝えたくても、どれもこれも薄っぺらな言葉に思えて。

「お子さんは何人ですか?」
その質問によってあなたの1日がフリーズしてしまう、
そう感じる時は、何人と答えようと、
あなたの心の思うままで良いのだと思います。