たとえ1時間しか会えなくても、面会に行きたい…
そう思って仕事終わりの夜、車を走らせたお父様。
疲れた身体で往復数時間かけて通う病院、
それでも、なかなか元気にならないお子さんの病状…
前向きに、上向きに気持ちを保つことは
とても大変だったはず。
周りに当り散らしたいほどの鬱憤が生まれても
おかしくはありません。
だけど、お父様こうはこう思ったんですって。
「自分の大変さを周りや他人に押し付けちゃいけない」って。
日常のふとした場面で
たとえばもっと頑張ったら良くなれるはずの状況なのに
頑張らないで愚痴ばかり言う人などを目にすると
「こんなにうちの子は頑張っているのに、どうしてあの人は…」
そんな思いが頭をよぎることも多々あったそうです。
でも、こう思うようにしたんですって。
「大変と感じる度合いは人によって違うんだ」って。
自分から見たら大変じゃないと思っても
実はその人にとってはすごく頑張って大変なことなのかもしれないって。
そのお話を伺って、私は心が洗われる思いがしました。
私の半分もいかない年齢のお父様。
だけど彼の頭の中、心の中は
遥かに熟成して、人としてとても立派だと思いました。
肉体年齢よりも魂年齢。
人は見た目じゃわからないですね。
若い父親の実直なまなざしから、いろいろ教えてもらった時間でした。
新しい治療、きっとうまくいく!
そしてお子さんが元気になったら、
お子さんと行きたいなあって思っていた旅行にも行って
お子さんと奥様と家族みんなで楽しい思い出どんどん増やしてほしいなあ。
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