ある彫刻家の人生を知って強く感じました。
彼の名は「北村西望(せいぼう)」です。
昨年末訪れた河口湖湖畔に、彼の作品「源泉」がありました。
なんと101歳の時に取り組んだ作品です!
長崎の「平和祈念像」の制作者でもある西望氏の一生を調べてみると
一見、挫折と思ってしまうような出来事が
実は人生の中で大きな転換期になるのだと
実感することができました。
新しい春、目標や希望と共に始まった長崎師範学校での生活
しかし入学3カ月で日本住血吸虫病に罹患し、
その後余儀なくされた半年の病欠の明けに待っていたのは退学勧告。
その青年が後年、文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章
そして日展の会長になるような人生を送るとは
誰も、いや、本人すら想像がつかなかったかもしれません。
彼の情熱と根性と作品に向かい合う心は
終生、変わることはありませんでした。
「たゆまざる 歩みおそろし 蝸牛」
それは彼が好んで表現した自分の姿です。
その言葉が彼の気概を表しています。
向上心とたゆまぬ努力は、一見不幸せに見える出来事を
幸せへと転じさせる力を秘めているのかもしれません。
その鍵は自分が握っているのです。
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
「病気退学が始まりとなった天命への道とたゆまぬ努力」
(日本住血吸虫病によって休学・退学となった彫刻家 北村西望氏)
http://www.lana-peace.com/1/1-1-105.html
http://www.lana-peace.com/
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