2018年03月31日

常識を飛び越える勇気と努力がもたらした成長 ― 聴力障害を越えて長野五輪テストジャンパーになった高橋竜二氏

今年は平昌オリンピック・パラリンピックが開催されましたが
今から遡ること20年前、長野オリンピック(1998年)で
スキージャンプのテストジャンパーとして参加した方の中に
耳の不自由な方がいたと知りました。
彼の名は高橋竜二氏。
彼が幼い頃からジャンプに取り組んだ様子が
何年にもわたり地元のテレビ局で密着取材が行われていたそうで
それは「風の音は聞こえない 少年竜二…空を飛べ」(札幌テレビ放送)という
ドキュメンタリー番組としてテレビ放映されたそうです。

神奈川県横浜市の「放送ライブラリー」で視聴できると知って
先日横浜に出かけた時、これはもう行くべしと思って視聴しましたが
その番組から考えること、すごくたくさんありました。
1回見ただけでは大事なことを見落としていそうで
何だかもったいなくて、2日かけて2回見ました。
そして20年前に放送されていたこの番組を
当時見ないまま過ごしたことをくやしく思いました。
それほどとても感動的な番組でした。

耳が不自由な方がラージヒルのジャンプを飛んで見事な飛距離をだした、
そういう事実もすごいことだと思いましたがそれだけではありません。
悪天候の中、飛ぶ時にプレッシャーをはねのけて全力を出して結果を出す強さ
そして代表選考会を兼ねた大会で優勝したけれども
正式な選手として選ばれることなく、テストジャンパーが依頼されても
その事実を受け容れて自分の責任を全うした潔さ。

ジャンプ台を前に「怖いもん」そう尻込みしていた耳の不自由な少年が、
努力を重ねて成長し、そして飛んだ白馬の雪空。
他人が当てはめる枠を自分で取り払う強さが
開いた新しい自分の世界。

障害の有無に関わらず一人の人間として
理不尽な状況や悔しさに直面した時、
人はそこにどう立ち向かうのか…学ぶことがとても多いものでした。
今日はぜひともご紹介したいと思います。



Lana-Peaceエッセイ
病気と一緒に生きていくこと
常識を飛び越える勇気と努力がもたらした成長
(聴力障害を越えて長野五輪テストジャンパーになった高橋竜二氏)
http://www.lana-peace.com/1/1-1-104.html
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