これまでずっと撮りためている写真、その数は
恐らく1万枚は軽く超えているのかもしれない。
その中の選りすぐりの1枚、1枚が
ページを飾っているのです。
この数カ月の1冊は、これまでの数カ月単位で更新してきたフォトブックの中でも
格別な思いの1冊だったと思う。
なぜなら、もしかしたら、お子さんとお別れになってしまうかもしれないと
ご両親は覚悟していた時期だったから。
フォトブックの中のお子さんは
調子悪いのだなあと伝わってくる表情の時もあったけれど
でも、あれ? あらー!というように
だんだん、本当に、だんだんと瞳の奥に力が宿ってきているのがわかります。
不思議な強さです。
入院生活という限られた環境であるにもかかわらず
ご家族がもたらしてくれる極上の良い質の時間によって
お子さんの生きる力の芽が、大事に育ち
いつしかその芽から新しい双葉が開いてきたよ、という感じ。
そして、力を宿したお子さんの瞳のこちら側には
必ずカメラやスマホを持っているパパやママがいるという事実。
シャッターを切る瞬間、
それはパパやママにとっても
心が動いた瞬間でもあるね。
ということは、1万回以上、心動いたっていうこと!
いろんな力を秘めている彼の命は
いろんなことを教えてくれる。
あなたに、もっともっとたくさんの幸せが
降り注ぎますように。
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