2018年01月27日

言霊の力

医師からお子さんの病状が厳しい状態であると説明を受けて
親御さんはがっくり。これからどう希望を見出して良いかわからない……
そんな時、親御さんだって人間だから、
気持ちを奮い立たせることがなかなかできない。

そういうところから這い上がって、
今はスキップしたいような気持ちで
お子さんの待つ病院に向かえるようになったお母様。
一体何が起こったのか?

それは価値観を大きく変えたことが転機になったのだそうです。
毎日「OOちゃん、今日も絶好調だよ!」って言い続ける。
もちろん世間的な絶好調の基準なんかじゃありません。
医学的に見たらきっと絶好調とはとても言い難い状態。
でも、そのおうちでは絶好調の基準を下げたんですって。
うちにとっての絶好調、を見つけて。
元気いっぱいが100%としたら20%でもう十分、絶好調だって。
「OOちゃん、今日も絶好調だよ!」そう言うと
お子さんは「フフ」って笑ってくれるんですって。

医師は悪いところを見つけて、それを治すのが仕事。
だから医師から説明がある時に、どうしてもその内容は
「どこが、どう悪いか」の説明に終始してしまう。
でもそのお母様はこう考えるんですって。
「何か1つでも良いこと(正常範囲内のこと)があるはず」
それを自分で見つけ出す。
検査結果の中から何か1つでもないかと。
自分で分からない時は、医師に尋ねてみる。
そしてお子さんの耳元で
呪文のように唱えるんですって。
「今日は△△は良かったんだって。良かったねえ。絶好調だね!」

パパやママはお医者さんから話を聞くといつも泣いていて
自分がうちに帰れないのは、自分のせいなんだ、
パパやママがベッドサイドで悲しい顔をしているのは
自分のせいなんだ、そんな風にお子さんが思うのは
絶対に嫌だと思ったから、
そのお母様はいつもお子さんを明るい言葉で包むんですって。
お子さんが「自分はもう駄目なんだ」って思いながら
人生を終えることになってしまうのは嫌だから
「パパやママが絶好調って言うんだったら、大丈夫だよね」
って幸せな気持ちで過ごしてほしいって思ったから。


そのうち段々、お子さんの病状が安定していって
ますますそのお母様は自分が持つポジティブな気持ちと言動が
我が子の命を守っているんだって確信できたそうです。
もちろん緩和医療の先生が細やかに治療を調整してくれるから
お子さんの病状が安定していること、
それもお母様は重々承知です。
その先生に厚い信頼を寄せている。

余命を告げられていたお子さん。
だけど、無事にお誕生日も迎えられた!


決して現実逃避しているんじゃない。
お子さんに嘘を言っているわけでもない。
現実をどう捉えるのか、それを変えただけ。
それぞれの認識が変わることにより、生まれ出る感情も変わっていった。

自分の世界は自分の認識が作り上げていくもの。
改めてそう思いました。そして言霊の力も。


居心地の良い雰囲気の中に入ると、
何か心が落ち着いて、楽しい気持ちになっていきます。
それは大人だけでなく、こどもだって全く同じ。
その居心地の良さを作り出せるのは親御さんなんだと思う。

薬とか医療行為、それは病院に任せよう。
だってそれが病院側の仕事なんだから。
「親は何もできない」そんな風に思わないで。
まだまだできることはたくさんある。
親だからできることがある。

絶好調だね!
そうお子さんに言えるのは親だもの。

そのお話を伺いながら、じーんとしました。

どういう雰囲気に包まれてこどもが過ごすのか。
どういう気持ちのままこどもが過ごすのか。
リンク集
link-1.jpg" target="_blank">link-1.jpg