2018年01月22日

今日の一歩とつながる未来

それまでの人生、自分の幸せの追求よりも、他人の幸せを目指して
いつも努力家で、前向きで情熱を持っていたお母様。
でもお子さんの病気、普段聞いたこともないような
病名を告げられた時、これから先の道程を考えると
思考回路がとまって、途方に暮れてしまう…。
「どっちを向いていいかわからない」そう涙した彼女の気持ちは
本当に心から正直な気持ちだと思う。

そういう時は、心の中に湧き上がってくる気持ちは
溜めこまないで話してしまおう。

そして目の前にあることを、一つずつ、文字通り
一つずつやっていけば、必ず道は開ける。



それは私自身の経験からも言えるのです。
5年前、私も同じような気持ちになりました。
そして手術が終わって数日経った時、
妹が不思議な経験をしたことを教えてくれました。
私がまだ20歳の頃に、10日ほどの闘病で亡くなってしまった
私の父親からのメッセージが届いたのだ、と妹は言いました。
一つずつ、やっていけば大丈夫だと。
テレパシーのようなそういう感じで送られてきたメッセージ。

その言葉を聞いた時、
これからどう考えていいかわからなかった自分の心から
暗雲がすーっと晴れていったような気がしました。
そして、迷った時は「一つずつ」それを思い出すようにしました。
一つずつ何かクリアしていくと、
それは自分の自信につながっていきます。
それは決して大層な自信とかそういうものではありません。
自分は何一つ越えられないように思っていたところに
「ちょっとずつなら、もしかしてできるかも?」
そんな風に思える、そんな小さな小さな感情です。


すべての物事は小さな要素で構成されています。
まるで点描画のように。
その一点、一点がいずれ時を経た時に大きな絵になっていくのです。
今日の一歩は決して小さな一歩ではない。
あなたとお子さんが踏み出した一歩は
「治る」という結果、成果に一歩近づいたということなのだから。
それはとても大きな、そして着実な一歩なのだから。

医師から提示されるいくつもの選択肢。
その中であなたがこれだ、と思えるものを選べばいい。
もしも一つしか治療がなかった場合、
そこに不安があるならば、とことん医師に質問すればいい。
そこで理解と納得と合点を得たあなたは
以前のあなたよりも数段パワーアップして
お子さんのそばに寄り添うことができるのだから。

あなたの人生、きっとその半分は
他人の幸せを追求するために身を捧げてきた人生。
あなたはあなたの利益を追求するのではなくて
誰かの幸せのために力と時間を費やしてきた。
そういう生き方をしてきたあなたを、私はとても尊敬する。
と同時に、あなたがこれまで行ってきた他者への善は
これからあなたとあなたのお子さんが幸せになれるように
何百倍もの御恩返しとして力を伴って返ってくると思うのです。
過去のあなたが未来のあなたを助けてくれるのだと思うのです。