2018年01月21日

泣いても治るわけじゃないから…

お子さんが1万人に1人の確率の病気だと
もしも医師から言われたら
「どうして我が子が……」と
信じられない気持ちと愕然とする思いが交錯することでしょう。
初めはその事実が受け止めきれなくて
どうして、どうしてと涙で自問自答を繰り返したお父様。

でも、いつしか「どうして?」と考えなくなったのだそうです。

「泣いても治るわけじゃない。
 じゃあどうしたら治るか、それを考えるようになった。」

誰かに言われたわけでもない。
こうしろ、ああしろと押し付けられたわけでもない。
自分で自然に。
苦悩の時間を重ねて、涙が枯れるほど泣いたから
そういう境地に達したのかもしれない。

そのお父様、とても凛としていました。
悩んで、落ち込んで
見つけ出した道だから、
生まれてきた強さなのだと思う。

仕事でどんなに忙しくて、大変で、疲れていても、
家にいる時は、こどもに向き合う時間を大事にするのだそうです。

「仕事で外に出ている間、こどもの世話をしているのは妻ですから」

はにかむような笑顔でそうおっしゃったお父様。
そんな風に普段自分の知りえない奥様の大変さも
ちゃんと考えていたわる気持ちがあるお父様。
強さの裏には大きな優しさがいっぱいです。


新しい治療、きっとうまくいく。
あなたが元気になっておうちに帰ってくることを
お兄ちゃんも待っているからね。
そしておうちに帰ってきたら
お兄ちゃんは、お気に入りの絵本を
あなたにいっぱい読んでくれるよ。
お母さんやお父さんがお兄ちゃんに読んでくれたように。
あなたに読んでくれるよ。
どうか元気になりますように。