2017年12月13日

間接的な支援が誰かを幸せにするということ

親御さんのどちらかが働きに出て、
もう一方が家にいる(専業主夫・主婦)の場合、
お子さんと関わる時間が長いのは、
家にいる方の親であることは自然の成り行き。
働きに出ている方の親がどんなにお世話したくても
お子さんと接する時間が少ないのは仕方ないですね。
とは言え、ジレンマを抱えてしまう。
どうしたらいいんだろうという方も多いことでしょう。

先日、あるお父様のお話を伺って「そうか!」と思うことがありました。
その方曰く、妻は自分よりも圧倒的に長い時間、子の世話をする、
だから自分は妻がどれだけハッピーに過ごせるかをサポートする。
それによって妻はハッピーな気持ちで子の世話をすることができる。
つまり妻をサポートすることが、
実はこどもをしっかりサポートすることになるのだと。

別に気負った感じもなく、
自分にとってごく自然な当たり前のこととして話していたお父様。
そのお話を伺いながら、何だかすごく心があったかくなりました。
限られた環境、条件の中で自分たちが幸せを作っていく、
そういう力強さを感じました。
男性も育児休暇がとれる職場なら、
父親が十分子育てに関わる時間もとれるでしょう。
でも現実的にそう恵まれた環境の人ばかりではない。
たとえば少人数の自営業や、フリーランスの人、
自分が休めば仕事を代わってくれる人がいないという時、
休めばそれだけ仕事は滞り、収入も滞るわけですから。
ですから上記のお父様の考えは、すごく理にかなっていると思いました。

私が30代の頃、某外資系企業で10年ほど会社員をしていた時期
そこでノルウェー出張の際、現地スタッフ(男性)に
こどもが生まれたという話題で和気あいあいと話をしていた時
彼は育児休暇をとる、と話していたのでびっくり。
ノルウェーではこども一人に対して取得できる育児休暇週数のうち、
その中でも父親がとらなくてはいけない週数があるから
男性が育児休暇を取るのは、至極当然の話だと言っていたのです。
そして「僕のこどもだしね。」「彼女も働いているし。」と
これまたさらりと。
同僚も「頑張れよー」みたいな感じで。

そしてデンマーク出張の際は朝の9時から会議が組まれていた時に
なかなか現地スタッフ(男性)が現われないので
どうしたのかなと思っていると
会議は始まって30分位経ってようやく顔を出したスタッフ。
別に焦っている様子もなく、悠然と「保育園にこどもを送ってきたから。」
周りの人も「当然でしょ」って感じで。
日本人の感覚だと、会議に遅れないように
早目に保育園に送るという発想だと思うけれども
それは国が違えば考え方も違う。
デンマークの朝と夕方、会社周辺の道路には
こどもを自転車に乗せた親が結構いました。
それも日本みたいに自転車の前、後ろに乗せる椅子タイプじゃないのです。
私がこどもの頃放映されていたTV番組「キカイダー」に登場する
サイドマシンみたいなタイプ。(今の若い世代は知らないかもしれない。。。)
バイクにリヤカーみたいなものが横付けしてあって
そこにこどもが座って居るのです。楽しそうに!
こどもにとっても乗っている最中の安定感はあるんだろうなあ。
走っているのは車道横の自転車道だから、
車道の波の中で右往左往というわけではないし。

話はちょっとそれてしまったけれども
自分が直接できない時に、間接的に関与して
結果的に物事がうまく回るようにする、
それは育児だけではないですね。きっと。
いろいろな場面に当てはまる考え方だと思います。
そう考えると、自分があるのも今直接的に関わる
誰かのおかげだけではなく、
目に見えていない間接的な誰かのおかげであること、
それをそのお父様の言葉が気付かせてくれた。

あのご家族、どうかもっともっと幸せになりますように!
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