2017年11月14日

あせらず、たゆまず、おこたらず。

こちらで東京 湯島天満宮の狛犬をご紹介しましたが
湯島天満宮と言えば今も大事にしているものがあります。
看護師国家試験の前に看護学校の先生方が合格祈願に行ってくださって
そのお土産に学生1人ずつに渡してくださった鉛筆。
前にブログにも書いたけれど……でももう1回。
伝えたい言葉があるので。

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もう随分年月は経ったけれども
大事に持っています。
初々しかった21歳だった学生は
もうすぐ50歳に手が届くおばちゃんになってしまったけど
その鉛筆に刻まれている言葉は、
しみじみと心に響く今日この頃。

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「あせらず、たゆまず、おこたらず。」

そうなんだよなあ。
何事もあせらず、たゆまず、おこたらず。
そうでなくちゃ、と思いつつ。
ああ、思いつつ……。

あの時の恩師は私より一回り位年上の方で
今から考えれば随分若い先生だったけど
当時はもう、雲の上のような存在の先生でした。
その先生が言った言葉を最近よく思い出す。

「今一生懸命勉強していることも10年経ったら古い知識になっちゃうの。
だから一気にすべてを勉強しようなんて思って焦らないで
そのつど、そのつど勉強していけばいいのよ。それでいいのよ。」
図書館の書棚の陰で本を探していた新人ナースだった私に
かけてくれた言葉。

あの言葉から数年後、恩師は病気で旅立ってしまいました。
白衣を着ると「白衣の天使」という言葉が
まさによく似合っていた美しい恩師。

勉強熱心な人だったけど、
今は天国でどんな勉強しているんだろう。
ふと思い出すのです。
「あせらず、たゆまず、おこたらず。」
そう声をかけてくれているのかもしれない。
「まだまだあなた、駄目ねー」と苦笑しながら。