その中にはこどもの臨死体験について本人が成長後話したもの、
あるいは当時の様子を親族が語ったものなどたくさん登場していたので、
Lana-Peaceでもご紹介したいと思います。
それらの本で特筆すべきなことは、著者が医師であり、
自身の研究調査に基づき得られた臨死体験のエピソードだという点です。
二人とも、宗教的な独特な思想に支配されている方でもなく、
西洋医学の医師として論理的な思考、実証に基づく現象…
そうした科学的な立ち位置を決して忘れていない医師です。
サム・パーニア(Sam Parnia)先生と
ジェフリー・ロング(Jeffrey Long)先生です。
こどもの臨死体験が「空想」「妄想」「虚言」、そんな風に
片付けられるのではなく、真摯に耳を傾ける医師の存在は
本当に貴重なことですね。
今回は幼児と中学生の臨死体験について取り上げます。
年齢に関わらず、それぞれの臨死体験の根幹にあるものは同じ。
そして死に瀕した危機的な状況が、決して辛く苦しい思い出ではないことも…
臨死体験のお話は、亡くなったお子さんの親御さんにとって
非常に大きな安らぎをもたらします。
我が子は決して一人孤独に寂しく、暗い世界に旅立ってしまったのではないのだと
安心することができるからです。
この世に生きている人にとって、死後の世界はまだ誰もが未体験。
だからこそ、死の間際で引き返してきたこどもの証言は
一足先に行った我が子の心の代弁でもあるのだろうと思います。
いつか日本のこどもたちが真剣に自分の臨死体験を語る時のお手伝いを
私もしたいと思います。
それは他の多くのこどもたち、親御さん、ご家族にとっての救いになるのだと
これまでのグリーフケアの経験上、強く思います。
臨死体験をしたお子さんの中には
まだ自分の成すべきことを果たしていない、と
あちらの世界から追い返されたこどももいます。
成すべきこと、その大事な役目の一つとして
生と死の移行に関する事実を世に伝えることがあるのかもしれません。
こどもの純粋な心と言葉で……
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜
こどもの臨死体験と医師
http://www.lana-peace.com/2/2-3-069.html
幼児・中学生の臨死体験
http://www.lana-peace.com/2/2-3-070.html
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