2017年10月16日

言葉にならない笑顔の行方

医療者が患者さんのご家族を気遣い
言葉をかけ、いろいろ尋ねたとしても
大変さを表すような表現が
ご家族から返ってこないことがあります。
その代わりに穏やかなほほえみと会釈が返されて
その場が終わるかもしれません。


そういう時、
「大丈夫です、私達!」という方もいらっしゃいます。

でも実はそうでないこともある。


胸が詰まってしまい
言葉が出てこないから
ただ、作り笑顔で黙っていた…
そういう方もいらっしゃるのです。


もしも笑顔の背中がとても寂しそうだったら
その裏に、隠されている
言葉に出来ないほどの苦悩の存在を
見過ごさないでほしいなあ。


先日あるお母様の話を伺って
そのように思いました。

お子さんの治療の中で
いろんなことが山あり谷あり。
落ち込む心を引き上げるのは大変だけど
ひとりぼっちではないからね。
あなたのことを心配して
何かあなたの役に立ちたいと思っているけれど
どうすれば良いのかわからなくて
ただ、できるのは見守ることだけ…
そういう人が必ずいるのだから。

途方に暮れた時は、周りを見回してみよう。
ひとりぼっちの闇の中で
孤独の殻に閉じこもらないで…。