2017年03月18日

大聖堂に響き渡ったこどもたちの魂 ―長男、長女、次女を亡くした作曲家アントニン・ドボルザークと「スターバト・マーテル」

「遠き山に日は落ちて…」と聞けば、
郷愁誘うメロディーと共に
キャンプファイヤーを思い出すかも。

そして歌手の平原綾香さんの「新世界」と言えば…

2つに共通するのは、
交響曲第9番ホ短調『新世界より』第二楽章。
アントニン・ドボルザーク氏によって
1893年に発表されたものが元になっています。
著名な作曲家として日本でも広く知られるドボルザークですが、
彼は三十代の頃、二年の間に幼いお子さん三人に先立たれるという
辛い過去がありました。
でもその悲し苦しい経験の中から、
どうやってドボルザークが道を見つけていったのか。
そんな彼を救ってくれたのは、
彼が幼い頃から「守護天使」と思っていた音楽でした。
こどもを亡くした後、ドボルザークが生み出した
渾身の作「スターバト・マーテル」。
それは夭逝したこどもたちの命の証しでもあり
父のおかげでこどもたちは、
再びこの世に新しい形で蘇り、
人々に新たな感動を与えることになったのです。


お子さんに先立たれて途方に暮れる親御さんにとって
何かに打ち込むことは、自分の救いへと変わっていきます。
それを誰よりも、先だったお子さんが望んでいるのです。


詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
お子さんを亡くした古今東西の人々
「大聖堂に響き渡ったこどもたちの魂」
(長男、長女、次女を亡くした作曲家アントニン・ドボルザーク)
http://www.lana-peace.com/2/2-2-026.html