2017年03月07日

「六十余州名所図会 対馬海岸夕晴」歌川広重  (太田記念美術館展示)

太田記念美術館(東京・渋谷)の
「江戸の絶景〜雪月花」より
印象的だったものをご紹介。

手前には島と帆掛け船が数隻。
向こうには海と山。そして大きく弧を描く虹。
赤、黄色、緑青の虹の上に、鳥が三羽。
大空と大きな虹に
鳥が羽ばたいていく様子が
なんだかとっても雄大で、勇敢で
すがすがしい感じがいたしました。

実物を見るのが良いけれど
でもそれはちょっと無理という方は
国立国会図書館デジタルコレクションのウェブサイトで
こちらの浮世絵、見ることができます。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1308371
PC画面では虹の繊細なグラデーションと
三羽の鳥をはっきり見ることは難しいけど。
でも雰囲気は伝わるかな。

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六十余州名所図会 対馬海岸夕晴
歌川広重
1枚
安政3年(1856)
太田記念美術館蔵
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posted by Lana-Peace at 07:24| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸