ベドルジハ・スメタナ氏のお話をご紹介しましたが、
今日は別の切り口からもう一度取り上げたいと思います。
彼は耳が聞こえなくなってから10年もの間、
精力的に作曲を続けたという驚異的なお話を。
おそらくどなたも学校の音楽の授業で
聞いたことがある交響詩「モルダウ(ブルタワ)」は
耳が聞こえない状態で作曲したものだなんて
想像できるでしょうか?
そして彼は晩年、もう一つ、悩まされていたものがありました。
記憶障害、幻聴、幻覚そして
自分が音楽の感性を失いつつあるのではないかという恐怖。
でもその恐怖に打ち勝っていた彼のそばには、
いつも原点に返ることのできる「作曲活動」があったと、
改めて感じることができます。
限界の線を引くのはきっと自分。
その線を引かずに努力を続ける時、
きっと苦境の中を生きる強さが生まれるのだと思います
ベドルジハ・スメタナ氏の人生は
まさにそれを体現した生き方だと言うことができるでしょう。
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
病気と一緒に生きていくこと
「たとえ耳が聞こえなくなったとしても…」
http://www.lana-peace.com/1/1-1-097.html
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