2017年02月10日

音符に託した娘との会話 ― 作曲家ベドルジハ・スメタナ

ベドルジハ・スメタナのピアノ三重奏曲ト短調(1855年11月完成)
それは大変心揺さぶられるとても美しい曲ですが
その誕生の裏には実に悲しいストーリーがありました。
1855年9月、突然猩紅熱で長女ベドルジーシカが
4歳の命を閉じてしまったのです。
そこからひたむきに2か月鍵盤に向かった父、ベドルジハ。
娘を思う悲痛な父親の叫びと娘への語りかけが
このピアノ三重奏曲には込められているように思います。

そしてスメタナは5年の間に
妻、長女、三女、四女を亡くしています。


喪失を積み重ねながら
それでも人は生きていく。
その人生は過酷だけれど
きっと天から
しっかりと見守られ、
支えられて導かれているのだと
思うのです。


詳しくはこちらに書きました。


Lana-Peaceエッセイ
お子さんを亡くした古今東西の人々
「音符に託した娘との会話」
http://www.lana-peace.com/2/2-2-025.html